Janacek: Violin Concerto / Dvorak: Piano Concerto
Showing 1 - 3 of 3 items
-
ブルノのおっさん | 北海道 | 不明 | 22/April/2011
「魂のさすらい」は、あまり録音が多いとはいえず、しかもノイマンとスークによるこの名盤を国内盤でこうして発売されていることも珍しいので、それだけでもこのCDの価値は高いといえます。では、演奏に関してですが、今回もスークの味のあるしぶいヴァイオリンの音色が見事に光っており、特に高音部の独特な響きが特徴で、チェコ・フィルがスークを導いているというよりも、スークが先導的にチェコ・フィルを導いてこの曲を創造しているように思います。全体的には焦らず慎重に、といった風で比較的のびやかな優しい演奏です。一方、ドヴォルザークのピアノ協奏曲に関しても、あまり録音が多くないので貴重かと思います。ドヴォルザークの協奏的作品といえば、やはりチェロ協奏曲が最も有名ですが、このピアノ協奏曲も非常にすばらしく、まさに隠れた名曲です。独奏者モラヴェツのピアノは優しい音が印象的で、特に抒情的な第2楽章においてその力が発揮されており、うっとりしました。2曲どちらも良い、というのが結論です。2 people agree with this review
-
ドロシー | 八王子市 | 不明 | 05/September/2008
ヤナーチェクのコンチェルトは難解でありながらも、スークとノイマンによる演奏は、この曲の代表的な演奏と言えるだろう。しかしドヴォルザークの方はどうだろうか。モラヴィッツのピアノは丁寧であり、タッチは明確だが迫力が乏しいように感じた。このピアノ協奏曲は、晩年の円熟されたドヴォルザークの曲と違い、若かりし頃の野心的な作品のように思える。そのため、グイグイと力押しで迫力ある演奏を聴かせて欲しい。私はリヒテル/クライバーよりは、ヤンドー/ヴィトを推す。2 people agree with this review
-
たーこ | 京都府 | 不明 | 25/January/2008
ヤナーチェクの曲は非常にわかりにくい。ドヴォルザークのほうは、やはりチェコの指揮者とオケであることが”救い”になっているともう。それによって、ドイツ的なガチガチ感は薄れ、ピアノの独奏のほうも少しそちらに引っ張られているところもある。2 people agree with this review
Showing 1 - 3 of 3 items