Mahler (1860-1911)

SACD Mahler:Symphony No.5

Mahler:Symphony No.5

Customer Reviews

Do you want to write a review?

Write you own review

Showing 1 - 12 of 12 items

  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  01/May/2011

    マーツァルは、チェコ・フィルとともにマーラーの交響曲全集の録音を行っている途上にあるが、第8と大地の歌、第10を残したところで中断してしまっている。その理由は定かではないが、既に録音された交響曲の中では、本盤におさめられた第5と第3が特に素晴らしい超名演に仕上がっていると言えるところであり、他の交響曲の演奏の水準の高さからしても、是非とも全集を完成して欲しいと考えている。さて、この第5であるが、これが実に素晴らしい名演なのだ。第5の名演と言えば、いの一番に念頭に浮かぶのがバーンスタイン&ウィーン・フィルによる超名演(1987年)だ。これは変幻自在のテンポ設定や、思い切った強弱の変化、猛烈なアッチェレランドなどを駆使したドラマティックの極みとも言うべき濃厚な豪演であり、おそらくは同曲に込められた作曲者の絶望感や寂寥感、そしてアルマ・マーラーへの狂おしいような熱愛などを完璧に音化し得た稀有の超名演であると言える。これに肉薄するのがテンシュテット&ロンドン・フィル(1988年)やプレートル&ウィーン響(1991年)の名演であると言えるだろう。ところが、マーツァルの演奏には、そのようなドラマティックな要素や深刻さが微塵も感じられないのだ。要は、マーラーが試行錯誤の上に作曲した光彩陸離たる華麗なオーケストレーションを、マーツァルは独特の味わい深い音色が持ち味のチェコ・フィルを統率してバランス良く音化し、曲想を明瞭に、そして情感を込めて描き出していると言える。正に純音楽に徹した解釈であると言えるが、同じ純音楽的な演奏であっても、ショルティ&シカゴ響(1970年)のような無慈悲なまでの音の暴力にはいささかも陥っていないし、カラヤン&ベルリン・フィル(1973年)のように耽美に過ぎるということもない。第5をいかに美しく、そして情感豊かに演奏するのかに腐心しているようであり、我々聴き手も聴いている最中から実に幸せな気分に満たされるとともに、聴き終えた後の充足感には尋常ならざるものがあると言える。いずれにしても本演奏は、前述のバーンスタイン盤などのドラマティックな名演とはあらゆる意味で対極にあるものと言えるが、第5の魅力を安定した気持ちで心行くまで堪能させてくれるという意味においては、素晴らしい至高の超名演と高く評価したい。このような純音楽的な名演において、マルチチャンネル付きのSACDによる極上の高音質録音は実に効果的であり、本名演の価値を更に高めるのに大きく貢献している点も忘れてはならない。

    3 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★☆ 

    NAKAKO  |  長崎県  |  不明  |  24/February/2011

    感性に合っているのか、チェコ・フィルは外れがないような。ジャケットに関して言えば、いい演奏はジャケットもいいが、いいジャケットであるからといって、いい演奏とはかぎらないと思います。「ボロは着てても心は錦」と歌にありますが、心が錦なら、外見も錦であってほしいというのが、私の希望です。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    ushio  |  東京都  |  不明  |  18/October/2010

    中庸の美演。金子某ら一部評論家から貶されているチェコフィルが、いかに素晴らしいオケかもわかる。生演奏でも彼らの音楽性の高さは、VPOに匹敵する。マーツァルはノイマンと同じく、ヘンなことはしない指揮者だ。ひょっとしたら、晩年のノイマン(神々しかった)を超えるかもしれないと期待している。当ディスクは録音も良く、演奏も良い。プレートルやバーンスタインの超絶的ライブと比べると物足りない部分もあるが、この大曲を美しくまとめたマーツァルの手腕は高く評価されよう。「マラ5」を敬遠していた人には、特にオススメ!

    2 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★☆☆ 

    アッキ  |  茨城県  |  不明  |  14/August/2010

    重低音が良く効いたチェコフィルらしい演奏。チェコフィルらしい・・いわばチェコフィルは戦争前よりターリッヒがマーラーフェスティヴァルを開催し、マーラーは重要なレパートリーでした。そしてアンチェールも、ノイマンもチェコフィルのすばらしいマーラーを残しました。5番に関しましてノイマン コバケン マーツァル を持っていますが、このマーツァル盤チェコフィルの独自のマーラの演奏スタイルには違いないのですが、ルーチンワーク的に聴こえてしまい、残念ながら大きな発見は見出せませんでした。それは3番(盤)目という聴き手側の問題かもしれません。部分部分これはここが良いとかは出てきますが、これもチェコフィルのマーラーと言う感じです。同スタイルなら廉価でにロイヤルフィル(シップウエイ指揮)などでも楽しめますし、同じチェコならペシェック指揮チェコナショナル交響楽団の方が、斬新さを感じました。ジャケットに関しまして、確かに言いすぎの方もいらっしゃいますが、購入意欲を高めるかどうかの重要な役割はジャケットにかかっていることも事実ですね。

    2 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  01/August/2010

    これは見事、名演!表現はダイナミックであるとともに、この曲に特徴的な歌謡性も存分に発揮され、鮮やかな出来栄えです。チェコフィルも能力全開で、一流ぶりをアピールしています。録音も、弱音からクライマックスまでしっかりととらえていてこれまたすばらしい完成度です。大いに推薦いたします。このディスクの登場によって、私はむしろノイマン盤こそ存在理由を大いに減じたと思います。なお、初めの方のレビューが指揮者の容貌うんぬんで悪態をついているのはまことに不見識で見苦しい行為です。慎みましょう。冗談だとしてもまったく面白くもない、不愉快な限りです。マーツァルはモデルではありません。ディスクの価値は芸術をもって判断さるべきです。

    4 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    とら  |  山形県  |  不明  |  05/March/2010

    抑えた目の表現の多いこの指揮者からはかなり意外性のある演奏で、マラ6と並び、抑えてるどころか、チェコフィルもアクセル全快!私の中では、マラ5、久々の当たりでした。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★☆☆☆ 

    宇野候補  |  いばらき  |  不明  |  05/July/2008

    確かにいい演奏。だがノイマンの新旧 2枚持っていてそれにこのCDが加わった形だが、その後、まずこのCDに手が出ることは残念ながらない。これを聴くのならやはりノイマンを選んでしまう。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    コーキロマンハ  |  神戸市  |  不明  |  19/February/2008

    ノイマンの新旧盤と録音場所は同一、冒頭から(金管名手は異なるものの)チェコフィルの音色、ノイマンの新盤と演奏時間はほぼ一緒ですが5楽章のみ2分の快速。ノイマンの弟子かしらと思わせる歌わせ方は素晴らしい。でも天空にとどろくような金管の吹き鳴らし方、弦楽の旋律の流し方、小楽器による愛くるしいメロディの奏し方など、マーラー特有の情感は、やはりノイマンのほうが上ですねぇ。5番のNo.1:ノイマン旧盤(SACD)、No.2:同新盤、No.3ですね!!

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    hohoho  |  愛知県  |  不明  |  12/February/2008

    1〜2楽章の悲痛さが薄いという欠点も感じたが、それを補ってあまりある3〜5楽章の演奏がこの盤の価値を高めている。マーツァル/チェコフィルの4番でも感じた実に適正なテンポと情感あふれる深い響きがそこにある。素朴で美しい響きが5番のマーラーの心情をわかりやすく伝えてくれる。この曲は4番よりもはるかに素朴な心象風景に支えられている曲なのではないか。全楽章を通して一貫したマーラーの心情や心象などを感じさせてくれた稀有な感動盤であった。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    UUU  |  ishikawa  |  不明  |  25/January/2008

    マーツァル盤聞いたとき、いきなり録音の凄さにノックアウトされた。あとは驚きの連続だった。今までアバドやバレンボイムを良いと思って聞いていた人達の衝撃は相当凄かったのではと思う。結局ジャケットの写真くらいしか対抗できる材料がないのですよ。大きな心で受け止めてあげてくださいな。この録音聞いて「なかなかやるなあ」と余裕こいていられるのはMTTのファンくらいのものかもね。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    ナイダッパ  |  東京23区  |  不明  |  16/January/2008

    演奏家が演奏以外でケチをつけられたらたまらんだろうなあ。良い演奏に失礼だとは思わないのかねえ。録音が秀逸。このEXTONというメーカーの録音は本当に凄い。

    3 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★☆☆ 

    徳力  |  東京都  |  不明  |  14/January/2008

    この5番、聞いてみたいと気になるが、マーツァルの写真を見て購買意欲が薄れる。これでは寅さんだ。

    5 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 1 - 12 of 12 items