[USED:Cond.B] Piano Concerto.1-3: Tozer(P)Jarvi / Lpo
Customer Reviews
-
(0 posts)
-
(1 posts)
-
(0 posts)
-
(0 posts)
-
(0 posts)
Showing 1 - 1 of 1 items
-
遊悠音詩人 | 不明 | 03/August/2009
録音年代や起用オケなど、Hyperionのシリーズものとライバル関係といえるであろう当盤だが、トーザーの演奏は、Hyperion盤のアレクセーエフやデミジェンコのアプローチとは全く異なるものだ。特に第2および第3番における両者の違いは顕著である。第2番の第1楽章を例に挙げよう。デミジェンコの場合、スタッカートの効いた主題のリズムを強調するように、速めのテンポで歯切れよく技巧的な演奏をしている。一方トーザーはこの曲の持つ情緒を前面に押し出すようなゆったりとした足取りで、時折テンポを緩めながらねっとりと重厚に演奏しているのだ。どちらも曲の魅力を別方向から引き出しているので比較は難しいが、個人的には胸のすくような感じを抱かせるデミジェンコ盤の方が好きだ。あとは好みの問題で選べばよろしい。因みにNAXMSのシチェルバコフ盤は、ピアノはよいがオケが今一歩という印象だ。2 people agree with this review
Showing 1 - 1 of 1 items