Peter & Wolf, Lieutenant Kije: Rossi / Vienna State Opera O Karloff(Narr)
Customer Reviews
-
(1 posts)
-
(0 posts)
-
(0 posts)
-
(0 posts)
-
(0 posts)
Showing 1 - 1 of 1 items
-
Billy Moon | 京都府 | 不明 | 27/July/2010
この盤でナレーターをつとめたボリス・カーロフは初代のフランケンシュタインの怪物を演じ、怪奇役者として一世を風靡した。そう思って耳を傾けるとすこし背筋が冷や冷やする場面もある(たとえば、狼がアヒルに近づく場面。それと、物語の終わりの”alive”の言い方!)。そんなことはさておき、舞台出身の彼のナレーションは重厚で耳に心地よい。演奏の方も媚びたところのない真摯なもの。でも、この盤の聴きものはカップリングの『キージェ中尉』だろう。ロッシはプロコフィエフの「尖った」ところより彼の曲の根底を流れている抒情性を重視しているように感じられる。子どものとき聞き慣れた昔話を思い起こさせるような温かみのある、そしてちょっぴり切なくなる演奏。ジャケもかわいいし、持っているとちょっと自慢したくなる、でも、夜中に一人静かに聴いてみたくもなる、そんな盤です。3 people agree with this review
Showing 1 - 1 of 1 items