クライバー、チェリビダッケ、バーンスタイン 河出文庫
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Nihei | 埼玉県 | 不明 | 03/January/2021
タイトルに何のひねりもないエマーソン、レイク&パーマーみないなもんだが、タイトル通りに3人の指揮者に関する吉田秀和の文章を集めたものです。著者没後にこのようなまとめ編集本が出始めたが、やはり読み“返し”やすいので、こういう再販は賛成です。 今回の3指揮者に関するものでは、チェリビダッケの部分が一番面白い。比類のない孤高の指揮者だと認めつつ好むという感覚になり切れない著者の気持ちがよく伝わってくる。比喩がいちいち“そうそうその通り”と膝を叩いてしまうくらいにちょうど良いニュアンス満載で、フランス音楽に関する章でのチェリの演奏をレストランのサービスや雰囲気に例えている部分などは、なるほど自分のこのモヤモヤした感触を言葉にするとこういうことかと思えてしまう。 とこのような感想を記しようと考えてながら読み進めていて最後の解説にたどり着くと、解説の渡辺和彦が同じことを指摘しておりました。0 people agree with this review
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