『アニメロサマーライブ2010』レポ！

Animelo Summer Live 2010 -evolution- ライブレポート！（一日目〜8月28日公演〜）

アニメソング界のトップアーティストが一堂に会する真夏のビッグ・イベント『Animelo Summer Live』が今年も開催！
誕生より6年目を迎えた2010年は、「-evolution-」をテーマに掲げ、30組のアーティストが夢の競演！
さいたまスーパーアリーナを舞台に、2日間にわたって開催された熱いライブの模様を、HMVアニメ！特派員四名が僭越ながらレポートさせていただきます！！

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JAM Project×栗林みな実

今か今かと待ちわびた瞬間がついに訪れた！ 前衛的な仮面ダンサーたちのパフォーマンスに導かれ、轟音と炎と共に登場したのはJAM Project×栗林みな実さんのスペシャルなコラボステージ！！ 曲は『レスキューファイアー』。大迫力のロックチューンで会場の空気は一気にライヴモード！ 後ほどにも登場の栗林さん、『Animelo Summer Live 2010 -evolution-』テーマソング『evolution 〜for beloved one〜』の作曲を担当しています！（作詞はJAMの奥井さん）　［ミカ］

fripSide

つづいて昨年秋放送のアニメ『とある科学の超電磁砲』の主題歌で人気が爆発したfripSide！ 1曲目はそのレールガンの前半OPテーマ『only my railgun』！ 妖精のような南條さん、超キュートです。間奏にはブレイクが入りスペシャルゲストが登場！ PV出演でお馴染みのマギー審司、弟弟子のマギー利博さん、さらにマギー司郎師匠が登場！ ミニマジック（？）も披露して会場を笑わせてくれました。MCで、12月のアルバムリリース情報と、南條さんのご家族、ファンたち、支えてくれた人たちに向けての感動的なスピーチの後、2曲目『LEVEL5 -judgelight-』でさいたまスーパーアリーナが揺れる！ ここではあの黒い鞄が登場！ まさかエスパーまで！ と期待させるも何も起こらず（笑）　［ミカ］

angela

幻想的なイントロパートを歌いながら、艶やかな衣装で登場したatsukoさん（Vo.）、銀髪がトレードマークKATSUさん（Gt.）のユニット、angela！ 1曲目は幻想的なイントロからのスピーディーな展開が印象的な『アスラクライン2』のOP『オルタナティヴ』。MCタイム、atsukoさんは、会場をケータイカメラでパチリ。さらに先程のfripSide南條さんのスピーチをマネたようなMCで笑いを誘い、2曲目『蒼穹のファフナー』のED『Separation』をしっとりと感動的に歌い上げます。間髪入れずに早替えで衣装チェンジ！ PVさながらのダンサーたちを従えて『生徒会役員共』のED『蒼い春』。超絶早口もばっちりキメて、「ハイ！ハイ！ハイ」「パッパパッシュワ」という合いの手の、会場の一体感はゾクゾクきました。　［ミカ］

高橋直純

さわやかなアコギのイントロに合わせて高橋直純さんがこれまたさわやかに登場！ 1曲目は、アルバム『infinity』からの極上のPOPチューン『遠くまで〜infinity〜』！ ステージ、花道を縦横無尽に駆け抜ける姿もこれまたさわやか！ アニメロは2年ぶり、さいたまスーパーアリーナは初めてという高橋さん「やっと帰ってこれましたー！」と絶叫。「ちょーでけー会場」と、盛り上がりまくっている観客に触発されて「負けてらんねー、ちくしょー」と火が付いてしまったという高橋さんが次に贈るのは同じくアルバムから『クローバー』は、ギターのアルペジオが印象的なミディアムバラード。“infinity”無限大（∞）。この記号を2つ合わせると“四葉のクローバー。なるほど！　［ミカ］

南里侑香

続いては、アニサマ2009ではFictionJunction YUUKAとしてシークレット参加した、南里侑香さんがソロとしては初参戦！ 肩出し振袖風のセクシーな衣装で登場。1曲目は『おおかみかくし』のED『月導 -Tsukishirube-』。どこか懐かしさを感じるミステリアスなメロディが印象的です。去年は、サイリウムが輝く観客席の““光の海”の綺麗さに驚きすぎてライヴの記憶がほとんど飛んでしまったそう！ 今年は「絶対に楽しんで記憶にとどめておきたい」と会場を沸かせました。続く2曲目はステージでは初披露となるOVA『.hack//Quantum』の主題歌『雫 -shizuku-』。起伏が激しくも緩やかに流れる和風メロディが南里さんの歌声に完全にフィットしていてトリハダものです。こういう初披露の曲が聴けちゃったりするのもアニサマの醍醐味ですよね！　［ミカ］

ELISA

真っ赤なドレスでELISAさんが登場！ 歌う曲はもちろん『とある科学の超電磁砲』前半EDの『Dear My Friend -まだ見ぬ未来へ-』。MCでは、去年の参戦した方はご存知でしょう、今年もELISAさんオリジナルコール＆レスポンスを観客に要求します。その内容とは、E：「せーの！」、客：「ELISAー！」、E：「なーにー！」、客：「大好きだー！」E：「ありがとー！」という流れ。パワーアップしてる、すごいぞコレ（笑）。10月リリースの『レールガンOVA』の主題歌も担当することを告知しつつ、2曲目『Real Force』へ。とその前にここでも衝撃のお言葉が！ 「Bメロでは皆さんパン、パパン、フー、ってやるとおもうんですけど、あれすごく歌いづらいんです」って･･･。ここで観客大爆笑！ 「でもELISAあれ大好きなんでおもいっきりやってくださいね」というフォローをちゃんと入れて、『Real Force』スタート。曲が素晴らしいのは言うまでもないです。いやしかし、ELISAさんの客いじりMC、LEVEL5！　［ミカ］

石川智晶

突然、和太鼓＆笛のSEとともに忍者風剣士2人が登場。迫力ある殺陣を見せてくれます。つづいて超和風イントロがながれ石川智晶さんが登場！ ゲームソフト『戦国BSARA3』EDテーマ『逆光』。和風メロディとロックの相性って本当に良いですよね。「しかしみんな元気だねー！」というどこか第三者的なあいさつが微笑ましかった石川さん。導入のカッコイイ殺陣メンズに関しては「私のカレシです」「いやいやカレシ予備軍です」という衝撃発言を発し（もちろん冗談のようですよ。）会場を笑わせてくれます。つづく2曲目も『戦国BASARA』関係。アニメシリーズ第2期『戦国BASARA弐』の挿入歌『涙腺』。この切ないバラードもおもいっきり和テイストなメロディが感動的！ 青系の涼し気なサイリウムが揺れました。　［ミカ］

いとうかなこ

のっけから元気に登場したのはいとうかなこさん。センターには、ギャンギャンしたデザインのギタリストが！ 志倉千代丸先生だ！ イケメンだなぁ。 PCゲームソフト『CHAOS;HEAD』のOPテーマ『Find the blue』は、ハードロックな曲調、サビのキメなどライブには最適！ いとうさんが志倉さんを紹介。志倉さんの「一日限定の科学アドベンチャーユニットとして応援に参りました、今日も厨二病全開でがんばります！」という言葉に会場大興奮！ 『CHAOS;HEAD』の続編とも言うべき『STEINS;GATE』が来春アニメ化されること、その主題歌もいとうさんが担当することを発表！ 今回その新曲は披露されなかったのですが、ゲーム版『STEINS;GATE』のOPテーマ『スカイクラッドの観測者』を2曲目に歌ってくれました。よく通るいとうさんの声が心地良い！　［ミカ］

nomico+Masayoshi Minoshima

ニコニコタイムスタート！ 花道にはnomico+Masayoshi Minoshimaが登場！ 色々なアニメやゲームの主題歌などで歌手活動中のnomicoさんと、クラブミュージックで交流のあるMasayoshi Minoshimaさんとのユニットです。ステージ正面のスクリーンには、お伽話をモチーフにしたと思われる影絵風フラッシュ映像が流れています。電子音とヘヴィなギターの上に浮遊するループする幻想的なヴォーカルメロディがクセになってしいまいそうな『Bad Apple！！』でした。　［ミカ］

THE GOMBAND

ニコニコタイム第2弾スタート！ ヘヴィなギターリフで始まったのはその独創的なメディア展開が大きな話題になっているOVA『ブラック★ロックシューター』のEDテーマ『Braveheart』（作編曲はsupercellのryoさん）！ そうですTHE GOMBANDの登場です！ スクリーンには、B★RSとデッドマスターのバトルシーンが映し出されてシンクロ感はバッチリ！ 観客から発せられる「ゴムー！」「ゴムー！」という歓声が微笑ましいです。「サイリウムは青系で･･･」というゴムさんの提案から始まった2曲目は『B★RS』がフィギュア化、アニメ化まで発展するきっかけとなった曲その名も『ブラック★ロックシューター』！ ゴムさんがこの曲をライヴで歌うのは珍しい気がしました。　［ミカ］

Lia

THE GOMBANDの激ロックの余韻が冷めやらぬ中、間髪入れずに始まったピアノのイントロで会場の熱気は最高潮に！ ピンクのフリフリドレスで登場したLiaさんが歌うのはPCゲーム『AIR』の主題歌『鳥の詩』！！ 2年ぶりの登場となるLiaさん。観客席の様子を“満天の星”と形容して「みんなもステージに上がってここから見て欲しい」と言われても･･･（見られるもんなら見てみたい･･･）。続いては、お待ちかねの･･･　［ミカ］

『Angel Beats』タイム Lia 〜 Girls Dead Monster

曲紹介でLiaさんが『Angel Beats！』と発した時の歓声が本当に熱い！ 『Angel Beats！』人気のものすごさを再認識！ OPテーマ『My Soul, Your Beats！』、何度聴いてもイントロのピアノが素晴らしい。そしてスクリーンに映し出さる奏…天使ちゃんマジ天使！ Girls Dead Monster登場！ 岩沢ガルデモによる挿入歌『Alchemy』。 岩沢歌唱を担当するmarinaさん、声量がスゴイです！ それはそうと、ベーシストの髪型が関根ではなくてまんま遊佐で、私ドキドキしていました。3曲目はユイ歌唱担当のLiSAさん登場で、ガルデモNo.1の人気曲『Crow Song』！ 本当にライヴ映えする曲です。「find a way 〜」の掛け声では会場が揺れました！ LiSAさん、アニサマは初めて出場ですが、パフォーマンス、MCは堂々たるものでした！ ガルデモツアーで鍛えられたのでしょうね！ ABタイムのラストを飾るのは、もちろんEDテーマ『Brave Song』。しかもLia、marina、LiSAによるガルデモスペシャルコラボヴァージョン！ 3人が代わり代わり歌いつないでいくメロディが胸にしみます。このしっとりとした名曲で、熱狂のABタイムは終了。　［ミカ］

米倉千尋

お次は“ちっひー”こと米倉千尋さん。『Butterfly Kiss』のイントロが鳴ると同時に大きな歓声が沸き起こります。アニサマのステージも5度目の大ベテランということもあり、一瞬にしてオーディエンスの心を掴み、米倉ワールドを展開させていました。 そして2曲目は『WILL』。1999年に発表されたこの楽曲ですが、全くと言っていい程に古さを感じさせません。2010年の現在でも楽曲に込められたメッセージがストレートに届いてきて思わず胸が熱くなりました。そしての3曲目は田村直美さんを迎えてのコラボ『ゆずれない願い』！まさかの大物シークレットゲストの登場＆スーパー神曲の降臨とあって会場はもちろん大盛り上がり！さいたまスーパーアリーナがオレンジ色に染まりました！　[ベン]

栗林みな実

本日JAM Projectと共にトップバッターを務めた栗林みな実さん、今度は赤のボンデージ風ミニドレスを身にまとってご登場！おう、とても…眩しいです。ギタリストはお馴染み、GRANRODEOのe-ZUKAさん！激しい音色を紬ぎ栗林さんのセクシーボイスを盛り立てます。『Crystal Energy』〜『冥夜花伝廊』〜『あんりある?パラダイス』と比較的新しめのアニソン・ナンバー中心で駆け抜け会場を沸かせました。栗林さんはこの秋に行われる女子限定のイベント「アニサマガールズナイト」にもご出演されるそうなので、アニソンLOVEな女子の方々はぜひそちらもチェックしてみては。　 [ベン]

スフィア

放送中のTVアニメ「あそびにいくヨ」のOPテーマとして起用されている最新シングル『Now loading…SKY!!』の軽やかなイントロに乗ってスフィアが登場！武道館公演も決まり、ノリに乗っている彼女たちの登場とあって、会場からは当然の如く割れんばかりの歓声が！そして間髪入れずに『Super Noisy Nova』へとなだれ込み、コール＆ジャンプの大盛り上がり大会に！MCを挟んだ後、彼女たちの大切なデビュー曲『Future Stream』で記念すべき初のアニサマステージを締めくくりました。ちなみにスフィアが生バンドをバックに歌うのはレアケース。今日のステージはとても貴重だったのではないかと思います。さらに余談ですがキラキラとしたオーラを放ちながら歌う彼女たちの姿には弊社のアイドル好きスタッフも思わず鼻息を荒くしていました。　 [ベン]

GRANRODEO

スフィアのキラキラとしたパフォーマンスから一転、お次はGRANRODEOがホットなロックンロールをお届けだ！グルーヴィーなロック・チューン『欲望∞』のビートに合わせぎゅいんぎゅいんと腰をグラインドさせるKISHOWのステージ・パフォーマンスは正にロックスター！こんなの魅せられたら誰だって惚れてまうやろー！2曲目はこの日が初お披露目となる新曲『ROSEHIP‐BULLET』。この秋から始まるTVアニメ「咎狗の血」のOPテーマに起用されるこの楽曲ですが、お世辞抜きに凄くカッコイイです！ヘヴィでメタリックかつキャッチーなGRらしい一曲でしたので是非ご期待を。ラストは『Once＆Foever』でキメ。たった3曲のステージながらド熱いROCK★SHOWを展開し、圧倒的な存在感をアピールしまくりんぐでした。　 [ベン]

JAM Project

そして本日のトリ、JAM Projectが登場！今年の6月にリリースされたばかりの最新アルバムの表題曲『MAXIMIZER』でキックオフ！盛り上がりは早くもトップギアに！「今日はひとつになろうぜー！」という長老の煽りから続く『TRANSFORMERS EVO.』も激アチ＆激アゲ！JAMが一番大事にしているというミディアム・ナンバー『HERO』は沸々と熱いものが胸に込み上げ思わず拳を握り締めました…（自分だけじゃないですよね？）。そして大ラスは『GONG』〜『SKILL』という超絶鉄板コンボ！JAMのメンバーもオーディエンスもみんなが最後の力を振り絞り「motto! motto!」コール！何度観てもこの光景は美しいです。最後は今回のアニサマが6回目ということで6回ジャンプで〆！ホントにお疲れ様でした！　 [ベン]

アンコール

もちろん、これで終わるハズがありません。アンコールを求める「motto! motto!」コールが会場に響く中、程なくして本日出演した演者の皆さんが揃って登壇。昨年のアニサマ・テーマソング『RE:BRIDGE〜Return to oneself〜』を披露してくれました。そして演者からのコメントを経て本日のラストナンバー『evolution 〜for beloved one〜』で大団円！演者もオーディエンスもみんなが笑顔！長老のお言葉にもありましたが、アニソン最高！音楽最高！本当に心からそう思える素晴らしいフェスティバルでした。今もこうして音楽にはパワーが宿っているしアニソンは進化し続けています。自分たちにもまだまだ出来る事、やらなきゃいけない事がある、そんな“ゆずれない願い”を胸に我々HMVアニメ部一行は天狗大宮西口店に駆け込み、反省会のという名の「アニサマおかわり」をおっ始めるのでした…（翌日に続きます）　 [ベン]