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太陽と鉄・私の遍歴時代 中公文庫

Yukio Mishima

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122068230
ISBN 10 : 4122068231
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2020
Japan

Content Description

最後まで冷徹な自己分析、自己認識の中で、限りなく客観的、論理的世界へ飛翔して、自らの死と対決する三島ミスチシズムの精髄を明かす「太陽と鉄」。詩を書く少年が作家として自立するまでを語る「私の遍歴時代」。この自伝的作品二編に、自死直前のロングインタビュー「三島由紀夫最後の言葉」(聞き手・古林尚)を新たに収録。

目次 : 太陽と鉄(エピロオグ―F104)/ 私の遍歴時代/ 三島由紀夫最後の言葉(聞き手・古林尚)

【著者紹介】
三島由紀夫 : 1925(大正14)年東京に生まれる。本名、平岡公威。学習院高等科を経て東京帝国大学法律学科を卒業。在学中の44(昭和19)年に処女創作集『花ざかりの森』を刊行。戦後47年大蔵省に入り翌年退官。49年に刊行した『仮面の告白』で名声を確立し、以後、文筆活動に専念する。『潮騒』にて新潮社文学賞、『白蟻の巣』にて岸田国士演劇賞、『金閣寺』にて読売文学賞、『絹と明察』にて毎日芸術賞、『サド公爵夫人』にて芸術祭賞などを受賞した。68年、「楯の会」を結成し、70(昭和45)年、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アマニョッキ

    めちゃくちゃ面白かった。三島由紀夫はやはり生まれながらの天才で、その才能が故に世間に混ざることができず、我が身を高めることだけに生を見出していたのだと思う。あと作品には全く関係ないけれど、冒頭30頁くらいでTOKYO No.1 SOUL SETを思い浮かべた自分を褒めてあげたい。だってラストの「イカロス」の詞はまんま「黄昏'95」だもの。わたしすごいやん。読解力あるやん。あと太宰のこと「キリスト気取りの顔」とか言うのめっちゃ偏見やし。気取ったかどうかは太宰にしかわからんやん?

  • パトラッシュ

    『私の遍歴時代』に続いて最後のインタビューを読むと、その落差に驚く。作家として売り出そうと懸命な若い頃は、苦労や失敗もあったが多くの知友に囲まれて実に楽しそうだ。ところが死の1週間前には、あまりに意に沿わぬこと続きで戦後の一切に絶望しているような口調なのだ。その間に何があったのかを語るのが『太陽と鉄』で、自家中毒を起こすほど精神過剰だった幼少年期の自分を棄てて、陽光を浴びながらの肉体的鍛錬に活路を見い出した経緯を綴る。あまりに純粋で鋭利な才能にあふれていたが故に、人の世の醜さ愚かさに耐えられなかったのか。

  • 優希

    三島のイメージが変わるようなエッセイでした。肉体と美と死を意識していた三島の本音がここにはあります。

  • NICKNAME

    三島著書3作目了読。太陽と鉄の方は、理解するのに非常に難しい内容であり、ほぼ文字を追っていたと言っても良いくらいである。ただ読み終えて、確かに三島について何かは理解出来た感触はある。私の遍歴時代の方は新聞に掲載の為に書かれたものらしく対照的に非常に読み易かった。最後に文学評論家との対談があるが、これも所々は難しいのではあるが非常に興味深く読むことが出来た。これはあの自決をする数日前に行われた対談であり、勿論自決を予想させることは言っていないのだが、読んでいて非常に感慨深いです・・・

  • ベンアル

    太陽と鉄、私の遍歴時代、対談の三部作。一つ目は難しかったが、後半2つはとても良くて一気に読んだ。三島自身による作品の解説、なぜナショナリズムに走ったかがわかる。三島に影響を与えた村上一郎の作品を読んでみたい。

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