商品ページの基本情報には、レーベルがコナミとなっていますが、正しくはキングレコードに移籍して1枚目（通算では6枚目）のオリジナル・アルバムです。楽曲もアレンジも音質も格段に良くなっており、使える予算が増えたんだなと推測してしまいます。HMVのレビューでは意外と低評価ですが、両レーベルの作品の中では最もバランス良くまとめられた、再評価されるべき佳作だと、個人的には思います。

アニメ声を駆使してアイドルっぽい曲を歌うイメージが強い田村ゆかりさん。その歌唱力は確かなもので、膨大な作品群はダテではないなと感じさせます。本作はプライベート・レーベルに移籍後のシングルで、捨て曲無しの4曲入り、アルバムとのダブり曲無しと、サービス精神に溢れた作品です。大手は見習って欲しい。4曲目の王道バラードが、個人的には白眉の出来かと思います。

プライベート・レーベルから2作目のシングルで、4曲中3曲を白戸佑輔氏が手掛けています。きっちりオシャレした楽曲でまとめられ、年齢相応の落ち着いた雰囲気を感じられます。曲の頭数だけ揃えて中身スカスカのアルバムになるくらいなら、充実した数曲だけで潔く勝負する。その姿勢には好感が持てますね。大手は見習って欲しい。

「You ＆ Me」や「LOVE ME NOW！」など、アップテンポでノリのいい曲が多いので聞いていて飽きない。しかし本作は「砂落ちる水の宮殿」や「神聖炉」などのしっとりした曲での歌唱力に注目してほしい。

優雅な曲が多め。いつもと気分を変えたいときにおすすめ。

「宵待ちの花」はこのアルバムを代表するような曲で大好きです。

上海夜曲はタイトル通り中国っぽい雰囲気が満点です。透き通るような美しい声がよくマッチしています。

「不可触な愛」のような歌唱力を求められる曲を鮮やかに歌いこなすかと思えば「大好きと涙」のような曲も明るく歌い上げる田村ゆかりさんの表現力がたっぷり味わえるアルバムです。

田村ゆかりさんのライブDVDを見るのはこれが2枚目ですが、初々しさが非常に可愛らしいです。緊張している様子や、ファンのコールに驚きと喜びの笑顔を見せたりと（おそらく）このDVDでしか見られない貴重な映像がたっぷり詰まっています。Angel Pride、Super Special Day、月へ行こうなど、振りつけが魅力的な曲は必見です。リハーサル映像などもたっぷり詰まっていて、ゆかりさんの魅力を思う存分堪能することができます。ライブDVDは音が悪いという先入観をもっていましたが、ゆかりさんのDVDは本人の歌唱力もあいまって非常に音質がよく、音だけでも十分に楽しめるクオリティです。名物のファンのコールも十分入っていて、ライブ会場の一体感が味わえます。とても良いDVDです。

summer melodyは理由はわからないけれどものすごく好きです。曲の盛り上がりと終わり方が気に入ってます。1曲目を巻き戻して再生するとシークレットトラックでA Day Of Little Girlの、セリフ入りショートバージョンが聞けますが、とても可愛らしい声です。