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ジャズの名盤入門 講談社現代新書

Yasuki Nakayama

User Review :5.0
(3)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061498082
ISBN 10 : 4061498088
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2005
Japan

Product Description

この50枚にはジャズの魅力が詰まっている!スリリングな怒濤のライヴからリリカルなピアノトリオまで 今なお刺激的な必聴盤を厳選。

ジャズの真髄がわかる最上の入門書登場。名盤は時代が経過するにつれてますます輝きを増し、それは何百枚もの新作が束になってかかってもビクともしない威厳と風格を漂わせ、屹立している/50枚の名盤を聴いて実感したのは、名盤の「底力」であり、それは褪色するどころか、以前に聴いたときよりもさらに新鮮な響きとなって迫ってきた――(本書より)

Content Description

スリリングな怒涛のライヴからリリカルなピアノトリオまで今なお刺激的な必聴盤50枚を厳選。ジャズの真髄がわかる最上の入門書。

目次 : 1 新しいメディアが生んだ「名盤の時代」(ジャズ・アット・マッセイ・ホール/チャーリー・パーカー―パーカーもガレスピーもパウエルも「この一枚から」/ バードランドの夜Vol.1/アート・ブレイキー―クライマックスが連続する熱狂的ライヴ盤/ ヘレン・メリル・ウイズ・クリフォード・ブラウン―若きクインシー・ジョーンズがメリルの才能を際立たせた「平仮名ジャズ」 ほか)/ 2 60年代に頂点を迎えた「レコード芸術としてのジャズ」(アウト・オブ・ザ・クール/ギル・エヴァンス―一聴すれば「ギルは難解」の先入観が吹っ飛ぶかっこよさ/ フリー・ジャズ/オーネット・コールマン―楽しむためには、いささかの知識が必要な「要注意盤」/ ドゥーイン・ザ・シング/ホレス・シルヴァー―シルヴァーの鳴り止まないピアノが生み出す強力なグルーヴ ほか)/ 3 フュージョンの時代を経て一巡したジャズの歴史(ラスト・レコーディング/アルバート・アイラー―ロック・ファンをも魅了したカリスマ・サックス奏者の遺作/ リターン・トゥー・フォーエヴァー/チック・コリア―空前のベストセラーを生んだ「B面」の圧倒的なメドレー/ ダーク・ビューティ/ケニー・ドリュー―ピアノ・トリオの醍醐味を堪能する ほか)

【著者紹介】
中山康樹 : 1952年、大阪府生まれ。音楽評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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著者の中山康樹氏は「マイルスを聴け!!」...

投稿日:2021/07/03 (土)

著者の中山康樹氏は「マイルスを聴け!!」でもおなじみであり軽快な文章が読みやすい。 因みに、本書に掲載されている50作品中、現時点で私が所持している作品は10作品。20%。まだまだジャズを語るには少なくもっと聴かねばということか?温故知新。新しいものも聴きたいが生きているうちにせめてこの50作品は聴いておきたいと思う一方、すでに所持している10作品が名盤と評価されている理由を正確に理解できているのかという疑問も感じる。いくら名盤と評されている作品を集めたところで自分は楽しいのか?とも思う。自分が生まれる前の作品を聴いてもあまり楽しくはないのも事実。例えばビートルズのサージェントペパーズはロックの名盤というのはわかる。曲が切れ目なしに収録されていたり、仮想のバンドのコンサートというコンセプト、効果音をふんだんに盛り込んだ楽曲など当時としては斬新ともいえる作り方が歴史的名盤というのはわかるが、シングルヒットしそうなのはルーシーインザスカイとインザライフくらい。ヒット曲満載とは言えない。 ジョージファンであるので許せるがウィズインユーは何だこれは?!と思ってしまうが、そういうのが理解できない私のような人は名盤取集に走る必要もないようにも思える。楽しみをとるか名盤とは何かを探求することをとるかはその人次第なのでしょう。 名盤紹介の書物を読むとそういうことも考えてしまいます。

30ラロッカ さん | 兵庫県 | 不明

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ジャズを聴き始めて十数年、某SNSのジャズ...

投稿日:2021/07/01 (木)

ジャズを聴き始めて十数年、某SNSのジャズグループに所属しそのグループの投稿を毎日目にしている私から見ても、本書で紹介されているアルバムは疑いの余地無くどれも「名盤」と思える。本書はただ名盤を並び連ねているだけでなく、「なぜそのような選出となったのか」についても触れていて、紹介されているアルバムの歴史的、人気的背景もわかるのが嬉しい。またほぼ時系列順に紹介されているのでジャズ史的な背景も見えてくる気がする。著者の中山氏の評論は時に極端だが、楽理というよりも直感的な感想や考察で、特に本書では読みやすい文体となっていることに好感が持てる。これからジャズを聴き始める人にも最良の一冊であるし、ジャズ歴の長い人も中山氏の評論は面白おかしく読めると思う。

青のサボイア さん | 東京都 | 不明

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ロックばかり聴いていた頃、ふとラジオから...

投稿日:2021/04/17 (土)

ロックばかり聴いていた頃、ふとラジオから聴こえてきたジャズの音色に、何だかジャズもいいなぁと思い始めはまっていったときがあった。最初はブルーノートレーベルを聞きあさっていたのだが、そのうち他のレーベルも聴いてみたいなと思ったときにこの本を購入しました。ジャズ初心者には教科書みたいなもので各アルバムの解説も掲載されており、かなり役に立ちました。著者はスイングジャーナル編集長も務めていた方で、解説の方もとても分かりやすかったです。

たまちゃん さん | 奈良県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

    読友さんの感想で手にした本。ジャズも聴くけど、好きな物を適当に摘んでいるだけなので、所謂名盤と言われる物をちゃんと知ってみたいなと思い読んでみた。中で挙げられているのは、ビル・エバンス、ジョン・コルトレーン、マイルス・デービスなどなど、その多くが一度は聞いたことがある、まさにジャズ界の大御所たちを集めた入門書。最後にマルサリスというのも納得の選出。あまたある中から一枚を選ぶっていうのも大変だろうな。結局のところ50枚中自分で持っていたのは5枚のみ。この本を手に週末にはCDを買いに行こうと思います。★★★+

  • ユーカ

    この前に読んだディスク紹介本「ジャズの歴史」よりは著名な盤が並ぶ入門書的な意味合いの強いチョイス。でも、名盤の背景が丹念に綴ってあって、とても豊かな内容です。私は1970年以降のジャズにはまっているので、そこから2枚チョイスして入手することにしました。この方、キャッチのつけ方がとても上手で、「こういうのが聴きたいんだよな」というのにフィットしたキャッチのページを開くと、大体ドンピシャです。すごい!

  • おいしゃん

    ただ名盤を列挙するだけでなく、背景や聴きどころもわかりやすく紹介されている。レコード選びにとても参考になった。

  • akihiko810/アカウント移行中

    ジャズ50の名盤を4ページずつで解説。印象度B+ ジャズファンなら誰もが知ってる名盤を紹介。自分はジャズ初級〜中級程度なので、知ってる/聴いてる のが1/4ほどだった。今好きなミンガスの「直立猿人」を聴いてるが、聴きやすい「怖くないジャズ」が跋扈する中、正反対の、ハードで「怖いジャズ」がないがしろにされている。本来のジャズとはそういうもの。という文章があって頷く。私もハードで激しく凄いジャズが聴きたい。youtubeで久しぶりに漁ろう

  • 抹茶モナカ

    Kindleでキャンペーン価格だったのでダウンロードして読んだ。知らない事が多くて、いろいろジャズを聴く作法の勉強になる感じ。ジャズの本を読みたい熱の中で読んだ。こういう内容のムック本、昔は結構あったなぁ。

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