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Shizumanu-Taiyo Vol.3

Toyoko Yamazaki

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101104287
ISBN 10 : 410110428X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2002
Japan

Product Description

ついに「その日」はおとずれた――航空史上最大のジャンボ機墜落事故、犠牲者520名。遺族係となった恩地が直面する想像を絶する悲劇。

十年におよぶ海外左遷に耐え、本社へ復帰をはたしたものの、恩地への報復の手がゆるむことはなかった。逆境の日々のなか、ついに「その日」はおとずれる。航空史上最大のジャンボ機墜落事故、犠牲者は520名――。凄絶な遺体の検視、事故原因の究明、非情な補償交渉。救援隊として現地に赴き、遺族係を命ぜられた恩地は、想像を絶する悲劇に直面し、苦悩する。慟哭を刻む第三巻!〜御巣鷹山篇〜

<山崎豊子>1924(大正13)年、大阪市生れ。京都女子大国文科卒。毎日新聞社学芸部に勤務。当時、学芸部副部長であった井上靖のもとで記者としての訓練を受ける。勤務のかたわら小説を書きはじめ、1957(昭和32)年『暖簾』を刊行。翌年、『花のれん』により直木賞を受賞。新聞社を退社して作家生活に入る。1963年より連載をはじめた『白い巨塔』は鋭い社会性で話題を呼んだ。『不毛地帯』『二つの祖国』『大地の子』の戦争3部作の後、大作『沈まぬ太陽』を発表。1991(平成3)年、菊池寛賞受賞。

Content Description

十年におよぶ海外左遷に耐え、本社へ復帰をはたしたものの、恩地への報復の手がゆるむことはなかった。逆境の日々のなか、ついに「その日」はおとずれる。航空史上最大のジャンボ機墜落事故、犠牲者は五百二十名―。凄絶な遺体の検視、事故原因の究明、非情な補償交渉。救援隊として現地に赴き、遺族係を命ぜられた恩地は、想像を絶する悲劇に直面し、苦悩する。慟哭を刻む第三巻。

【著者紹介】
山崎豊子 : 1924(大正13)年、大阪市生れ。京都女子大国文科卒。毎日新聞社学芸部に勤務。当時、学芸部副部長であった井上靖のもとで記者としての訓練を受ける。勤務のかたわら小説を書きはじめ、’57(昭和32)年『暖簾』を刊行。翌年、『花のれん』により直木賞を受賞。新聞社を退社して作家生活に入る。’63年より連載をはじめた『白い巨塔』は鋭い社会性で話題を呼んだ。『不毛地帯』『二つの祖国』『大地の子』の戦争3部作の後、大作『沈まぬ太陽』を発表。’91(平成3)年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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映画を見ていたので内容は知っていましたが...

投稿日:2021/07/04 (日)

映画を見ていたので内容は知っていましたが、コロナ禍で飛行機に乗れなくなったので読みました。映画よりも細かい描写で辛い内容ですが、二度と起こしてはならない事故なので勉強になりました。JALが好きなので頑張って空の安全を守って欲しいです。

ゴロウ さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yoshida

    御巣鷹山篇。航空史にて最大最悪の事故が起きる。事故原因は現在でも諸説ある。だが人災であることは間違いがなかろう。かつて恩地が組合時代に求めた、安全確保の体制作り。恩地は報復人事を受け、国民航空は利益追求の為に安全確保は後回しにされた。慢心が生んだ大事故はあまりに悲惨だった。保身を考える経営層は、遺族への不誠実な補償交渉を行わせる。かつての盟友だった行天は余りに不誠実な人物となってしまった。事故で亡くなった方の無念。遺族の悲しみ。当事者達の苦しみは言葉に出来ない。現在はモデル会社の意識は変わっだたろうか。

  • キムチ27

    この巻は小説というカテゴリーを突き抜けてノンフィクションの感覚で読んだ。余りの詳細さ、専門性で飛ばした個所も。御巣鷹山に関しての記述でこれを上回るモノがあるのだろうかと個人的に感じてしまうほどの筆力。筆者は現場を踏み、関係者の重い口を開くたゆまざる努力をかなりしたのではないだろうか。フィクションとすれば、堂本・行天・八馬の人間性をここまで忌むモノとして描いた事にも凄さを感じる。モデルは・・なんて野暮な事を考えたくないほどだ。外地見せしめ左遷の帰国後のこの事態。それでも2人の子供の優秀な事!

  • 射手座の天使あきちゃん

    日本航空社内の不条理・傲慢・人間の欲望等を赤裸々に 真相は?、久しぶりに坂本九さんを思い出しました(涙)

  • GAKU

    いよいよ御巣鷹山篇です。ほぼ1冊御巣鷹山墜落事故の凄惨な遺体の検視、原因究明、遺族との補償交渉に関して物語は費やされています。以前身元確認の責任者だった方のノンフィクションを読みました。冒頭に「一部の被害者、関係者の方々は実名とさせていただきました。」と断り書きもあり、3巻の内容もノンフィクションに負けず劣らずの凄惨な内容で、読んでいて胸が痛くなりました。またこんな大事故を起こしながら保身に走るトップ達の態度に腹ただしく思いました⇒

  • ころりんぱ

    きっと作者は実際の御巣鷹山の墜落事故について相当に力をいれて取材したのだと思う。当時中学生だった私のその時に感じた事まで記憶が蘇った。しかし事故現場の凄惨さは、想像以上だった。亡くなった方一人一人にはそれぞれの生活があり、一瞬の事故で無残にも壊されてしまった家族の無念さや、遺族のお世話係りの社員達の苦労など、これでもかという現実を見せてもらった気がした。御巣鷹山に消えた命を重さを考えながら、息苦しさと悲しみがいっぱい詰まった三巻でした。

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