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ジブリの文学

Toshio Suzuki

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000611947
ISBN 10 : 4000611941
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『ジブリの哲学』から五年半、待望の続編となるエッセイ集。自らを「編集者型プロデューサー」と呼ぶ著者は、どんな本を読み、いかに文章を磨いてきたのか? ジブリを支えた教養と言葉の力をこの一冊に収めます。池澤夏樹さん・中村文則さんら、現代を代表する作家達との対談も収録。宮崎駿監督「長編最新作」に触れた「あとがき」も必見です!

【目次】
方丈記とスタジオジブリと――はしがきにかえて

第一章 熱い風の来た道――ジブリ作品を振り返って
『ナウシカ』は、まだ終わっていない/西洋かぶれ――『となりのトトロ』と『火垂るの墓』/人間の生き方はふたつしかない――『おもひでぽろぽろ』と『魔女の宅急便』/ポルコは、なぜ、豚になってしまったのか?―― 『紅の豚』/真のプロデューサー――『海がきこえる』/豚から狸へ『平成狸合戦ぽんぽこ』/近藤喜文さんの背中――『耳をすませば』/時代の転換点『もののけ姫』/千と千尋の倍返し /宮崎駿と付き合う法――
……………

第二章 人生の本棚――ささやかな読書歴
ぼくを育ててくれた本の森/寺山修司『戦後詩――ユリシーズの不在』/二十歳の読書ノート――野坂昭如・織田作之助・深沢七郎/岩波文庫の三冊/風立ちぬ、いざ生きめやも。/ゆく河の流れは/広辞苑の御利益
……………

第三章 楽しき作家たちとの語らい
対談 〈自分〉という問題を処理する、新しい小説を。[朝井リョウさん]
座談 『教団X』の衝撃[中村文則さん、川上量生さん、米倉智美さん]
対談 暗い小説が読まれる時代が再び来る――『夜を乗り越える』をめぐって[又吉直樹さん]
……………

第四章 「今」「ここ」を重ねて――日々の随想
還暦祝い/夢の十字路(スマロ)/金田くんの絵/筆ペンで書いた字/鳥獣戯画の湯飲み茶わん/雪駄/ヘイリー・ミルズさんからの返事/追悼・山ア文雄さん/ああ見えて/ぼくのラジオ体験/宮崎駿の「自白」/『エヴァンゲリオン』監督が主役声優に/枯れるとは何か?/ユーミンとの縁
……………

第五章 推薦の辞
〈書籍編〉たかが宣伝、されど宣伝。――古澤利夫『明日に向って撃て!』/汚れなき悪戯――『米林宏昌画集汚れなき悪戯』/三十年越しの胸のつかえ――高畑勲×宮崎駿×小田部羊一『幻の「長くつ下のピッピ」』/メイちゃんの誕生――舘野仁美・平林享子『エンピツ戦記』
……………

あとがき 一期の夢よ、ただ狂へ

【著者紹介】
鈴木敏夫 : 株式会社スタジオジブリ代表取締役プロデューサー。1948年名古屋市生まれ。72年慶應義塾大学文学部卒業、徳間書店に入社。『週刊アサヒ芸能』を経て、78年アニメーション雑誌『アニメージュ』の創刊に参加。副編集長、編集長を12年あまり務めるかたわら、一連の高畑勲・宮崎駿作品の製作に関わる。85年にはスタジオジブリの設立に参加、89年から同スタジオの専従に。以後、91年から2016年まで、全作品の企画・プロデュースに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みなみ

    スタジオジブリのプロデューサーの鈴木敏夫さんによるエッセイ。作家との対談が楽しく、特に又吉さんと鈴木さんとの対談での又吉さんの言葉が心に残った。「自分と同じような弱い人間が出てくる小説がやっぱり好きなんですよね…むちゃくちゃ強い主人公のものを見ると、突き放されている感じもするんです。ジブリの作品はなんとなく併走してくれるのが多いですね。併走してくれて、希望のほうに行くから、ついて行けて、明日から頑張ろうとか思える」

  • ばんだねいっぺい

     そういえば、ラジオ「ジブリ汗まみれ」で毎週のように鈴木さんの声を聞いてたことあったよなと思い出した。 宮崎さんの駐車場の設計の仕方がおもしいなーと感心しきり。待ったり、譲ったり、控えたり、でも表現になっている。かくありたい人がまた一人。

  • しーふぉ

    一時期、ジブリ関係の製作のドキュメンタリーをよく見ていたので、内部の話しを楽しく読んだ。内容は鈴木敏夫が読んだ本について書いていたり、朝井リョウ、中村文則、又吉直樹などとの対談を収録したり。ジブリの哲学も読みたい。

  • かごめ

    飄々とした鈴木さんはかなりしたたかな人物だと思っていたが予想道理であった。知識人であり人たらしで経済観念もきちんとしている。熱い情熱の炎に焦がれず消さず素晴らしいバランス感覚である。「ナウシカ」を含めてジブリのDVDを見直したくなった。本書を読み、堀田善衛を読み始めた。突然だが、シン・ゴジラがトトロにはなれなかった理由がわかったような気がした。

  • 江藤 はるは

    一期は夢よ、ただ狂へ。

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