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君たちのための自由論 ゲリラ的な学びのすすめ 中公新書ラクレ

Tatsuru Uchida

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121507877
ISBN 10 : 4121507878
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

かたや哲学者であり武道家、かたやアフリカ・マリ出身の元大学学長。2人の個性派教育者による、自由すぎるアドバイスとメッセージ。曰く、「管理から逃れて創造的であるために、もっと“だらだら”しよう」「“ゲリラ的”な仕掛けで、異質なもの同士の化学反応を生み出そう」「将来は“なんとなく”決めるべし」「世の中に“なんでやねん!”とツッコミを入れよ」。若い人たちが「大化け」するための秘訣を、コロナ禍の教育現場から発信。

目次 : 1章 「だらだらする」ということ(目立たず、シンプルに、深掘りしたい若者たち/ 格付けに怯える若者への「一喝」という教育 ほか)/ 2章 教育は「ゲリラ」だ(オンライン授業導入の右往左往/ 救われる学生、救われない学生 ほか)/ 3章 将来は「なんとなく」決めるべし(ニューヨークから過疎地に移った想田和弘監督/ 過疎化は国策!? ほか)/ 4章 自由にはある種の「毒」がある(アメリカ合衆国が抱える矛盾と葛藤/ ドナルド・トランプに見る「リバタリアン」思想 ほか)/ 5章 君たちは「不自由な世界」をいかに生くべきか?(学長を経験して見えてきたニッポンの大学/ 教育現場にはびこる査定・評価・競争 ほか)

【著者紹介】
内田樹 : 神戸女学院大学名誉教授、凱風館館長。1950年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。専門はフランス現代思想、武道論、教育論など。2011年、哲学と武道研究のための私塾「凱風館」を開設。『私家版・ユダヤ文化論』(小林秀雄賞)、『日本辺境論』(新書大賞)など著書多数

ウスビ・サコ : 京都精華大学教授。1966年マリ共和国・首都バマコ生まれ。北京語言大学、南京の東南大学等を経て、京都大学大学院工学研究科博士課程修了。博士(工学)。2018年4月〜2022年3月京都精華大学学長。アフリカ系として初めて、日本の大学の学長になった。社会と建築空間の関係性について様々な角度から調査研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • けんとまん1007

    自由と平等は相容れない。ここに立脚すると、見えてくるものがある。そこに友愛が加わる意味も、なるほどと思う。ゲリラ的な学びのすすめという副題が、とてもいい。イノベーションとか起業とかを大学・学生に勧めることを、管理しようとしている、このナンセンスさ。そこからは、形だけのものしか生まれないと思っている。また、泥船の話は100%同感!まさに、今、自分が地域で取り組んでいることの指向性とピッタリ。そんな自分自身の感性を、確かめることのできる1冊。

  • Tenouji

    どちらが後か先かわからないけど、好奇心と「これとこれは実は似ている」と発見する喜び。そう、私もそのドライブ感を求めて仕事をしている一人ですw。管理され過ぎた職場には、それがほとんど感じられない(個々の感情の裏に隠れているけど)。いろんな人が集まっていて、それでいて根底には秩序が感じられるような組織(連想力によって人がつながる)が理想ですが、少なくなってきたというか、昔あった場所には、もうないのかも。ある意味、内田先生節、全開の内容で、感動しながら読ませていただきました。

  • 活字スキー

    内田先生のことは著書をいくつか読んでいるのである程度存じ上げているけど、ウスビ・サコ先生の方は「京都精華大学の学長がなんでアフリカ人?」という認識しか無かったので、その人柄を知るきっかけになればと思い読んでみた。主なテーマとなる教育に留まらず、政治、経済、日本の現状と先行きはやはり相当に厳しい。だからと言って悲観や諦観ばかりもしていられないのだけれど、つくづく楽観主義には強い意志を要するものだと思い知らされる。自由は尊い。だからこそ、その扱いは難しい。

  • りょうみや

    著者二人とも何冊か読んだことがあったので手に取った。内田氏が8割、サコ氏が2割の印象。一個人としての自由論、すなわち世間の評価軸に囚われすぎないことや、大学の組織・自治論の話が混ざっている。副題にあるゲリラ的な学びは、将来(大学の専攻)は「なんとなく」で決めるべしと語られている。大学はカリキュラム以外の学びが大事だし、将来何が役に立つか分からないものだから。大学の研究も特定な領域を重点化してもそれがどうなるか分からない。創造は予期しなかった化学反応だということ。

  • tokko

    京都精華大学の学長をされていたんですか、サコ先生は寡聞にして存じませんでしたが、とても面白い先生ですね。本当に「創造」を管理することってナンセンスだと思います。学校における学びもある種の創造的活動だと思っていますが、工程表を作って管理してもまぁ無駄でしょう。上位下達を理想とする組織が作りたいのかもしれませんが、もっと現場に裁量があってもいいのではないでしょうか。

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