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下り坂のニッポンの幸福論

Tatsuru Uchida

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861528835
ISBN 10 : 4861528836
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan

Content Description

内田樹、想田和弘、思想家と映画作家の作戦会議!グローバル資本主義、都市一極集中、人口減少…。幸せに生きるための現代社会への処方箋。

目次 : 第1章 「自然の流れ」に合わせて生きる―直進する時間と循環する時間/ 第2章 「地方の余白」に可能性がある―都市型グローバル資本主義からの転換/ 第3章 「新しい価値」を生み出す―心と身体感覚を研ぎ澄ませる/ 第4章 「暇と退屈」が人生を豊かにする―時間貧乏から時間富豪へ/ 第5章 「里山再生」が文明と自然をつなぐ―野生の反逆と向き合う/ 第6章 「自分の幸福」が世界を平和にする―現代社会に通ずる仏教の教え

【著者紹介】
内田樹 : 1950年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒。東京都立大学大学院博士課程中退。神戸女学院大学名誉教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論

想田和弘 : 1970年栃木県生まれ。映画作家。東京大学文学部宗教学宗教史学科卒。米国スクール・オブ・ビジュアルアーツ映画学科卒。台本やBGMなどを排した「観察映画」というドキュメンタリーの方法を提唱・実践(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • けんとまん1007

    循環的時間、定常的生活の大切さを、改めて感じているのが、この2,3年間。その前から、そんなことを感じ始めてはいたが、お二人の対話に並走する中で、自分の感覚を信じることができた。トピックス的に取り上げられているが、人が住まなくなったとたんに、その家が荒れ始めるということの意味が納得。ここに立脚して、物事を考えることを続けたい。

  • ヒデミン@もも

    日本が下り坂なのは気がついていたけれど、コロナ禍でリアルな世界の対応を目の当たりにして、本当に日本って遅れてしまっているんだと実感した。内田さんが、政治に興味を持ったのが遅かったことに気がついた。

  • Twakiz

    いつもながら示唆に富む話題がふんだんに.「直進する時間」と「循環する時間」.人間が「サル化」している話(目の前のことしかみえず思考の射程距離が短くなっている).地方移住と自然との折衝(センチネル:歩哨)の話.知性は集団的に起動する話.身体が腑に落ちるかどうかの感覚を磨くべき話など.想田先生が移住した瀬戸内海に面する牛窓の地でなされた対談とのこと.経済成長だ・国の軍事力の強化だ,,と言っているのは「直進」で際限がない.「循環する時間」を生きようとの指摘.内田先生の本は定期的に読まねばならぬ.

  • Tenouji

    いつも内田先生の対談は楽しく読ませていただいておりますが、今回の対談を読んで、フト思ったのは、人間の思考そのものが、外部環境に大きく影響しているんでは、と感じました。自然、社会環境と共に変化のスピードが速い状況では、自ずと社会も個人も短期的思考になるのだろう、と。その変化のスピードに対して、旧民主主義の仕組みは、全く対応できず、機能不全になってるのでは。ただ、システムの対応スピードを全て、合わせる必要はなく、多様でバランスの取れた仕組みが理想なんでしょうが。

  • tokko

    今政治家が「経済成長」を掲げて「日本再建」みたいなことを声高に言っていますが、この本は真っ向から反対しています。僕も経済的な豊かさを享受していながら、本当にこれしかないのだろうかという疑問は持っています。けれどじゃあ物が不足している状態に我慢ができるかと言われると、ちょっと自信が持てないでしょうか。でも田舎でほとんどお金を使わずに食べて生活していけるのなら、それもいいかなぁという気もしますし。どちらにせよ、今のこの息苦しさにどこまで僕の身体が耐えられるのか、を見極めないといけませんね。

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