Books

竹本義太夫伝 ハル、色

Takaya Okamoto

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344039568
ISBN 10 : 4344039564
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

百姓だった若者が、恋する女のために夢を追い、『新浄瑠璃』なる芸術を作り上げた。それはまるで、「芝居」のようにドラマチックな人生だった!人生のすべてを芸事に捧げ、“人形浄瑠璃”に革命を起こした太夫の、波乱万丈な一代記。

目次 : 口上/ 初段/ 二段目/ 三段目 道行/ 四段目/ 五段目

【著者紹介】
岡本貴也 : 神戸市生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了(理学修士)。2000年、糸井重里賞受賞作でドラマ脚本家デビュー。演劇を中心に、映画・テレビドラマの脚本、小説も多数手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • trazom

    主人公は竹本義太夫。文楽の解説本に必ず紹介されている経歴の通りに筋書きが展開する。浄瑠璃好きの百姓・五郎兵衛が、井上播磨掾や宇治加賀掾に弟子入りするも、声の大きさばかりの野良芝居で全く評価されない中、「情を語る」という浄瑠璃の本質にたどり着き、竹本義太夫と名を改めて成功する一代記である。史実に則り生涯をなぞることに集中するあまり、芸道としての浄瑠璃の深さに踏み込まない薄っぺらさは感じるが、本書は、伏線に五郎兵衛が思いを寄せる女性を配して、読者を楽しませるエンタメ小説と割り切って読むべきなのかもしれない。

  • ふう

    本物の義太夫を身につけるまでの右往左往はやや冗長に感じたが、後半はぐいぐいと引っ張られるようにして読み終えた。曾根崎心中で舞台と客席が一体化する山場は目に浮かぶよう、ただおりんの娘そよの相対死にまで繋げてしまうのはどうなんだろう。せっかくのクライマックスまでも軽く流された気がして残念。

  • ひろさん

    初代竹本義太夫の物語。浄瑠璃と呼ばれる太夫さんの語り。人形が付けば人形浄瑠璃として別名文楽とも呼ばれます。 まだ文楽の型が出来上がる前の物語で、生まれも育ちも農家の五郎兵衛が浄瑠璃が好きで、太夫の弟子になるところから始まります。一人の太夫さんの成長物語の人形浄瑠璃を身終えた様な気分です。

  • toshi

    義太夫をはじめ古典に限らず芸能にはジャズ以外は全く興味が無いからちょっと敷居が高そうだったけど、三浦しをんの「仏果を得ず」は楽しめたので手に取ってみた。当然浄瑠璃の場面が多く登場するし、言葉の意味もサッパリだけど大丈夫。何の問題も無く最後まで面白く読める。 このような小説(事実に基づいたフィクション)の場合、どこまでが真実でどこからが創作なのか分からないけれど、純粋に物語として楽しめた。 一人の女性を思い続ける五郎兵衛の気持ち、良く分かる・・・・。 (続く→)

  • 雪だるま

    恥ずかしながら浄瑠璃の知識がない私は、竹本義太夫の事を知りませんでした。語ることが好きで、芸を極めるため頑張るも幾度も挫折し、まさに血を吐く思いで修行をしてきた五郎兵衛。彼の情の語りを聴いてみたいと思いました。機会があれば浄瑠璃の「曽根崎心中」を観てみたいです。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items