Books

日本語えとせとら 角川文庫

Tadashi Ato

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041003381
ISBN 10 : 4041003385
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2012
Japan

Content Description

日本語は千年を超えて生き続け、まことに多彩で奥深い。色を表す言葉なら、あさぎ、納戸、利休ねずみ、群青、すおう。米作りなら、田おこし、しろかき、田植え、草取り、稲刈り。豊かな表現に充ち満ちている。日本語なしには、考えることも知識を培うこともできない。「微衷」「転失気」はどんな意味?「狼狽」の語源とは?ためになる情報から、相槌の打ち方や句読点の打ち方まで、日本語にまつわるあれこれを楽しく綴る。

目次 : 日本語気まま飛行―日本語は豊かで、ユニーク、おもしろい/ ことばは深い/ ことばと遊ぶ/ ことばの道草/ ことばの知恵/ 小説家の眼―日本語の知恵として小説を扱ってみた―テーマ、モチーフ、そして花―“黒地の絵”を分析して―

【著者紹介】
阿刀田高 : 1935年東京生まれ。作家。早稲田大学文学部卒。著書に、短篇集『ナポレオン狂』(直木賞受賞)ほか、『新トロイア物語』(吉川英治文学賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • gonta19

    2012/6/22 Amazonより届く。 2015/2/23〜2/26 まさに日本語に関する様々なエピソードが綴られたエッセイ集。阿刀田さんらしい薀蓄満載で、知らなかったことも多数。最後の松本清張の「黒地の絵」の作家サイドから観た分析は特に秀逸。

  • Mzo

    日本語にまつわるエッセイ集。各編が3ページくらいだし、文体も明快なのでサクサク読めます。この手の日本語を扱った本は面白いですね。日本語の豊饒さを平易に伝える良書だと思います。筆者が昔もらった手紙に「突然、見識のない先生にお手紙を書く失礼をお許しください」とあった、というくだりには、久々に電車の中で吹き出しました。あー恥ずかし。

  • Kaz

    日頃、何気なく話している日本語。言葉の一つ一つを深く掘り下げていく楽しさを味わわせていただきました。言葉についてもっと知りたくなる一冊でした。阿刀田さんが、日本語をこよなく愛されておられるのがひしひしと伝わってきました。

  • たくのみ

    思い出や語源だけでなく、いまの話題にも敏感。「セレンディピティ」「ハブ空港」に反応している姿が楽しい。 「『臨界』といわれると『そばに近づく』であり、まだ本物の危険状態でない気がする」生ぬるい言葉を使って、「好かんなあ」とぼやく。 80歳近いのに阿刀田高さんが、元気にショートショートを書いているのに驚く。麻雀放浪記とか、ずいぶん昔に読んだっけ。「狼狽」「逢う魔がとき」「三斗九升」…日本語の面白さはいくつになっても変わらない。

  • 櫛部晃季

    阿刀田さん流、日本語講座。『言葉』に主眼を置き色々な喩で簡潔に意味、疑問点等を解説したり活用法を教えてくれるので、楽しく日本語を理解できる。かも・・・。70を超えている著者が、「羽田を国際ハブ空港へ」と云う見出しに『好かんなあ』と書いてる処で深く頷いている自分が、もう老獪に差掛ったのかと思ってしまった。更に、珍しい苗字の例で『三斗九升』『四月一日』『八月一日』と出てきて『ワタヌキ』しか読めなかったが、由来を読んで目から鱗の落ちる思いをした。『小鳥遊』この苗字の読みと由来を調べると納得してもらえるかも。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items