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光 集英社文庫

Shiwon Miura

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087451214
ISBN 10 : 4087451216
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2013
Japan

Content Description

天災ですべてを失った中学生の信之。共に生き残った幼なじみの美花を救うため、彼はある行動をとる。二十年後、過去を封印して暮らす信之の前に、もう一人の生き残り・輔が姿を現わす。
あの秘密の記憶から、今、新たな黒い影が生まれようとしていた―。

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さてさて

    『人の心って、そんなにいい面ばかりではない』と語る三浦しをんさん。そんな三浦さんが問うのは、人の心の闇を照らし、闇に導く『光』の物語でした。『美花を暴力から救ったのは、信之の暴力だ。信之の振るった暴力が、そのあとの信之を救いつづけ、行く道を示し続ける』という『暴力』を導く『光』。嫌な感情を突き動かされ続ける読書。持って行き場のない感情が襲うその結末。それは、人の心の中にあるドロドロとした闇を彷徨う物語。人間の本質にぐりぐりと迫る三浦さん。そのあまりの凄みに、読後しばらく放心してしまった衝撃的な作品でした。

  • 射手座の天使あきちゃん

    あちゃ〜! お久しぶりの「ハズレしをんさん」(笑) お決まりの腐れ縁男二人が登場し、妖艶な女子も加わって面白くなるかと思いきや 暗い・暗い・重い・重い・痛い・痛い あぁ、気分直しに今日はとっておきの日本酒「宗玄」飲んで寝ましょう!! <(^_^;

  • 美雀(みすず)

    いつもは明るいお話という三浦しをんさんの異色作でした。暴力は繰り返される。暴力は暴力で終わらせる。暴力の末の死。最初から最後まで暗かったです。暗い中の優しい光を求めるようなストーリーでした。

  • bunmei

    今度、映画化されるのを聞き、楽しみにしています。三浦しをんさんの作品は、温かな気持ちにさせてくれる作品が多いのですが、今回の作品は、人の暗い運命や心の陰の世界へと誘います。東野圭吾の『白夜航』を思い起こさせるストーリー。また、この作品が、東日本大震災の津波被害が起こる以前に書かかれたという事が、あまりにも奇跡的で大津波の圧倒的な描写力に息を呑みます。津波で破壊された島で暮らす中学生の信之と美花。その日、2人に苦悶な人生が運命づけられる。津波によって翻弄された、信之達の切ない人生に『光』はあるのか?

  • takaC

    タイトルの意味の解釈が難しい。凄い話だったが、現実社会でもざらにごろごろしている人間関係なんだろうな。こわいこわい。

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