D.Scarlatti Keyboard Sonatas, J.S.Bach Italian Concerto, Chromatic Fantasia & Fugue : G.Malcolm(Cemb)

バロック解釈の師ジョージ・マルコムによる名演

イギリスの指揮者、鍵盤楽器奏者ジョージ・マルコムは、幼少期よりピアノを学び、王立音楽大学を卒業後、優れた室内楽奏者として名を上げます。指揮者としても活躍しましたが、ピアニスト、アンドラーシュ・シフの師としても知られるなど、やはり彼の本領は鍵盤楽器の演奏にあるでしょう。1950年代に録音されたこの演奏は、バロック期の作品解釈としては初期のものですが、60年近い年月を経ても、その魅力と新鮮さは決して色褪せることはなく、常に気品と揺るぎない決断力を持った見通しのよいものです。（ユニバーサルＩＭＳ）

【収録情報】
D.スカルラッティ：
● ソナタ ト長調 Kk.146
● ソナタ ロ短調 Kk.33
● ソナタ イ長調 Kk.24
● ソナタ ニ短調 Kk.9
● ソナタ 変ロ長調 Kk.544
● ソナタ ヘ長調 Kk.505
● ソナタ ハ長調 Kk.132
● ソナタ ト長調 Kk.169
● ソナタ 変ロ長調 Kk.202
● ソナタ ヘ短調 Kk.519
● ソナタ ホ長調 Kk.380
● ソナタ ロ長調 Kk.245
● ソナタ ト短調 Kk.8
● ソナタ イ長調 Kk.322
● ソナタ ニ長調 Kk.29
● ソナタ ト長調 Kk.125

J.S.バッハ：
● イタリア協奏曲ヘ長調 BWV.971
● 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903

　ジョージ・マルコム（チェンバロ）

　録音時期：1953年（スカルラッティ）、1954年（バッハ）
　録音場所：ロンドン、デッカ・スタジオ
　録音方式：モノラル（セッション）