Totem

フィラデルフィアで活動するシンガー/マルチ・インストゥルメンタリスト/プロデューサー であるクリスティーナ・ライアットを中心としたエレクトロニック・ユニット、ライアットがフライング・ロータス率いる＜Brainfeeder＞からデビュー！デビュー・アルバムとなる本作はドリーミーなハープの 音色に誘 われて幕を開け、クリスティーナの歌声はクラシックやエレクトロニカ、ジャズに映画音楽まで様々な要素を咀嚼したトラックにハーモニーとして溶け込んだかと思えば、雄弁にその感情をリスナーの耳へ届ける事ができるまさにビョークのような圧倒的存在感を放っている。Tr3”Howl”では淡々としたミニマルなグリッチ・ ホップ・ビートに絡みつく儚くもしなやかなクリスティーナの歌声が見事なコントラストを生み、 Tr10”Raiz”ではフライング・ロータスとレディオヘッドとビョークが三つ巴で夢のセッションを行ったと言っても過言ではないくらい彼らが秘めるポテンシャルの高さを物語っている。さらに、 Tr4”Seahorse”では巧みなエディット・ワークで疾走感溢れるグリッチ・トロニカ、Tr8”Object Mob”ではマシュー・ハーバートを彷彿とさせる架空のビッグ・バンドを構築したりプロデューサーとしてもその非凡な才能を披露している。そして、やはり Tr5"Hummingbird”やTr7"Invisibly Ours”などのアンビエント・バラードにおける表情豊かでエモーショナルな歌声は一瞬にしてその世界観を支配しながらリスナーの耳を虜にするだろう。ゾラ・ジーザスやグライムス、ローレル・ヘイローとインディ・シーンで圧倒的な存在感を持った女性アーティス トの登場が続く中、彼女の名前もまたあっという間に拡散され、認知されることは間違いない。　（メーカー資料より）