Die Rauberbraut : Griffiths / Cologne Radio Symphony Orchestra, Ziesak, Borchert, K.Wolff, Speer, etc (2011 Stereo)(2CD)

リース：歌劇『盗賊の花嫁』（２ＣＤ）
ツィーザク、イムラー、グリフィス＆ケルン放送交響楽団

フェルディナンド・リースのオペラ『盗賊の花嫁』です。この作品、序曲やバレエ音楽などはしばしば演奏される機会もあるのですが、全曲演奏というのはほとんどなく、無論録音も目にすることはありません。
　この作品は1828年の作品で初演時に大好評を博しました。その後は瞬く間にヨーロッパ全土に広まり、リースにとっては初めてのオペラが「予期せぬ成功」をもたらしたのです。この作品、リースが単なるベートーヴェンの友人で模倣者ではなく、稀代のメロディ・メーカーであり、また見せ場の多いオペラを書けることを全ての聴衆が理解したであろう記念碑的なもので、その充実した内容と輝かしいアリア、アンサンブルは、ウェーバーの歌劇と比べても全く遜色のないものです。ルート・ツィーザクを始めとした力量のある歌手たちと、名手グリフィスによる引き締まった演奏です。（CPO）

【収録情報】
・リース：歌劇『盗賊の花嫁』 Op.156　全曲

　ルート・ツィーザク（ソプラノ）
　ユリア・ボルヒェルト（ソプラノ）
　トーマス・ブロンデレ（テノール）
　ヨッヘン・クプファー（バリトン）
　クリスティアン・イムラー（バス・バリトン）
　コンスタンティン・ヴォルフ（バス・バリトン）
　ヨルク・フェリックス・スペール（バス・バリトン）
　ケルン放送合唱団
　ケルン放送交響楽団
　ハワード・グリフィス（指揮）

　録音時期：2011年11月
　録音場所：ケルン、フィルハーモニー
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）