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新版 量子力学と経路積分

R.p.ファインマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622078975
ISBN 10 : 462207897X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

経路積分の概念を用いて量子力学の諸法則が記述され、シュレーディンガー方程式表示とのつながりが提示される。そのうえで、摂動論、統計力学、量子電気力学、変分原理などの諸領域が多くの具体例とともに扱われる。そこには、さまざまな系における経路積分の可能性を探るファインマンの苦闘の痕が刻まれており、読者は非凡なセンスをもった物理学者の洞察、きらめくアイデアに触れることができる。また、ここにはファインマンが経路積分法に託していた大きな構想も、声高にではないがはっきりと提示されている。

目次 : 量子力学の基本概念/ 量子力学の運動法則/ 特別な例によって概念を展開する/ 量子力学のSchr¨odinger表示/ 観測と演算子/ 量子力学における摂動論/ 遷移要素/ 調和振動子/ 量子電気力学/ 統計力学/ 変分法/ 確率論における諸問題

【著者紹介】
R.P.ファインマン : 1918‐1988。ニューヨーク市に生まれる。1939年マサチューセッツ工科大学卒業。プリンストン大学大学院に学び、1942年博士号を取得。その後、原爆開発のマンハッタン計画に参加。1945‐50年コーネル大学助教授。1950年以後はカリフォルニア工科大学教授。1965年、量子電気力学の構成の業績で、シュヴィンガー、朝永振一郎と共にノーベル物理学賞を受賞。学部学生向けの教科書「ファインマン物理学」シリーズ(岩波書店)や、『ファインマン 統計力学』(シュプリンガー・ジャパン)をはじめとする独創的で魅力溢れる物理学書は世界中で読まれている

A.R.ヒッブス : 1924‐2003。ファインマンの講義をまとめて本書『量子力学と経路積分』の出版に尽力。また、『ご冗談でしょう、ファインマンさん』に序文を寄せ、学生時代に接したファインマンの人柄を描いている。元カリフォルニア工科大学ジェット推進研究所所員

D.スタイヤー : 理論物理学者。オバーリン大学物理学部門John and Marianne Schiffer教授

北原和夫 : 東京理科大学教授。東京工業大学・国際基督教大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    #感想歌 大量の誤植を直した新版の誤植を探しながら読んでる p.34 「Riemannの定義が不適切でLebesgue積分のような別の定義を用いる必要がある」 p.111 「本書では、演算子法について実際に徹底的に吟味することをしない」p.111 「本書では、演算子法について実際に徹底的に吟味することをしない p.s. https://researchmap.jp/jo0jlfrwe-49935/#_49935

  • roughfractus02

    経路積分は量子世界の始点と終点の間の可能性を全て合算してその経過を求める方法であり、これを用いれば量子的現象を現実世界に引きつけて把握できる利点もある。一方、この方法は別解を求めるには有効だが、これでしか解けない問題には向かないと著者はいう。本書を辛抱強く辿ると(何度読んでも後半が難しい)、シュレーディンガー方程式に出会い、ブラウン運動を再解釈する際には効果的だが、量子スピンの演算子を明瞭に説明するには「不向き」とされる点が理解できる。中間状態に意味はないと断じる著者の簡明かつユーモラスな論理が印象的だ。

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