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Les Contes d'Hoffmann : Kratzer, Rizzi / Rotterdam Philharmonic, John Osborn, Erwin Schrott, etc (2018 Stereo)

Offenbach (1819-1880)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
752904
Number of Discs
:
1
Label
:
Aspect
:
WideScreen
Color
:
Colour
Format
:
Blu-ray Disc
Other
:
Import

Product Description


オランダ国立歌劇場2018年ライヴ 鬼才トビアス・クラッツァーによる演出『ホフマン物語』

『天国と地獄』をはじめとする数多くのオペレッタをヒットさせ、19世紀後半のパリで「シャンゼリゼのモーツァルト」とよばれたジャック・オッフェンバック。 その彼が最晩年に手がけたただ一つのオペラ『ホフマン物語』。オッフェンバックの死により未完に終わった作品です。原作は、ドイツ・ロマン派の詩人であり、作曲家でもあったE.T.A.ホフマンが書いた3つの小説。詩人ホフマンと彼が恋した3人のヒロイン(人形オランピア、歌姫アントニア、娼婦ジュリエッタ)、3人の悪魔、そして彼を見守るミューズによる幻想的で不思議な味わいをもった物語です。また音楽も「ホフマンの舟歌」や「クラインザックの物語」をはじめとする有名で豪華絢爛な内容。
 本上演は「マイケル・ケイ&ジャン=クリストフ・ケック」新批判校訂版に基づく、鬼才トビアス・クラッツァーによる演出。クラッツァーは前衛的な舞台作りで注目を集めるドイツ出身の若手。2019年バイロイト音楽祭で新演出の『タンホイザー』を手がけ話題となりました。ケイ&ケック版は上演者が自由に過去の版の曲目を選び、構成を決めることが可能になっており、各上演で異なった楽曲を使用することができます。クラッツァーの演出は、アパートの中で繰り広げられるホフマンと過去の3人の女性たちとの悲劇的な恋を語る物語を現代サスペンス風に再構築したもの。ホフマンは、薬物中毒のストーカー男、従来男装で演じられるミューズはホフマンへ恋心を抱く女性として描かれています。
 歌手陣も実力派を揃えており、ホフマンにはアメリカ出身のリリック・テノールのジョン・オズボーン。そして魅惑的な深くやわらかい声と魅力的な容姿で絶大なる人気を誇り、東京五輪・パラリンピックの文化プログラムにドミンゴの代役で出演することが決まっている南米ウルグアイ出身のバス=バリトン歌手アーウィン・シュロットなど見逃せない上演です。(写真c Dutch National OperaBAUS)(輸入元情報)


【収録情報】
● オッフェンバック:歌劇『ホフマン物語』全曲


 ジョン・オズボーン(ホフマン/テノール)
 アイリーン・ロバーツ(ミューズ/メゾ・ソプラノ)
 ニーナ・ミナシャン(オランピア/ソプラノ)
 エルモネラ・ヤオ(アントニア/ソプラノ)
 エヴァ・クルーン(墓の声)
 アーウィン・シュロット(リンドルフ、コッペリウス、ミラクル、ダペルトゥット/バス)
 ロドルフ・ブリアン(スパランツァーニ/テノール)
 ポール・ゲイ(ルーテル、クレスペル/バス)
 サニーボーイ・ドラドラ(アンドレ、コシュニーユ、フランツ、ピティキナッチョ/テノール)
 オランダ国立歌劇場合唱団(合唱指揮:ウー・ジン-リエン)
 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
 カルロ・リッツィ(指揮)

 演出:トビアス・クラッツァー
 舞台&衣装:ライナー・セルマイヤー
 照明:ベルント・プルクラベク
 ドラマトゥルギー:クラウス・ベルティシュ
 映像監督:ミスイェル・ヴェルメーレン

 収録時期:2018年
 収録場所:アムステルダム、オランダ国立歌劇場(ライヴ)


 収録時間:165分
 画面:カラー、16:9、1080i
 音声:PCMステレオ、DTS-HD MA 5.1
 歌唱:フランス語
 字幕:独英仏韓日
 Region All

 ブルーレイディスク対応機器で再生できます。


Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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新鋭クラッツァーの演出は複数の副舞台を駆...

投稿日:2022/08/09 (火)

新鋭クラッツァーの演出は複数の副舞台を駆使した現代化演出。中層の真ん中にホフマンの部屋があり、その左右に副舞台、また上と下に三部屋ずつの舞台があり、計九つの空間を駆使して、ホフマンの恋物語が演じられる。このアパルトマン全体が主人公の「心の構造」の表象だと考えれば、納得のゆく解釈。それでも別の部屋にいるホフマンとミューズがちゃんと会話したりする−−ちなみにこの演出ではミューズは最後まで男装せず、ニクラウスにはならない。ホフマンとオランピアのダンスが完全に性行為と解される、シュレミールは決闘で倒されるのではなく、麻薬のオーバードーシスで死ぬ、などは現代的な趣向。特にアントニア篇では彼女とホフマンの愛の二重唱も壁を隔てたままで歌われ、ついに最後まで二人の身体接触なしで終わるのは秀逸。ステッラも名前だけで、舞台には登場しない。 歌手陣もなかなかの高水準。切れ味鋭い技巧のミナシャン、一途なヤオ(「箱入り娘」にしては声に力があり過ぎるけど)、豊満なライスも適材適所。シュロットは余裕綽々、楽しそうに悪役四役を演じている。オズボーンの題名役は歌は達者だけど、本当に天才的な芸術家(この設定では現代の写真家)に見えず、ただの酒(と麻薬)びたりのダメ男にしか見えないのが難点−−あらゆる『ホフマン物語』上演の最大の問題ではあるけれど。リッツィの指揮は凡庸ではあるが、手堅い職人仕事。新しい校訂版による上演で『輝けダイヤモンド』のような追加曲は歌われていない。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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