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Content Description
■本編:87分 / 製作年:2011年 / 製作国:日本
音声:1、日本語、英語、ベトナム語ステレオ 2、視覚障碍者対応日本語音声ガイド
【特典映像】
「沈黙の春を生きて」予告/「花はどこへいった」(2007)予告
【ストーリー】
『花はどこへいった』から3 年… 坂田雅子監督最新作
ベトナム、アメリカ いまだ癒えぬ枯葉剤の傷痕
枯葉剤の刻印を背負ったベトナム・アメリカ、双方の子供たちの困難と勇気を描き、レイチェル・カーソンの予言的言葉に再び耳をかたむけることの大切さを訴える。
1962 年にレイチェル・カーソンが著した『沈黙の春』は、当時隆盛を誇った農薬の危険性を予言し、DDT が禁止されるきっかけとなった。一方、その頃ベトナムでは、ジャングルにひそむゲリラの隠れ場所をなくすため、米軍による枯葉剤散布がはじまった。枯葉剤は農薬と同じ成分を持つが、人体や自然環境に多大な影響を及ぼす、猛毒のダイオキシンが含まれていた。
当時のアメリカ政府が「人体に影響がなく、土壌も1 年で回復する」と説明していた枯葉剤は400 万人ものベトナムの人びとに直接散布され、その被害は戦後35 年を経たいまも続く。当時ベトナムに駐留していた米軍兵士も枯葉剤を浴び、帰還兵の多くがいまだにその影響に苦しみ、被害は彼らの子供や孫の世代にまで及んでいる。帰還兵の娘、ヘザーは片足と指が欠損して生まれた。
父の戦場であったベトナムを訪ねたヘザーは、両国の被害者が繋がっていくことの大切さに気づく。本作は、枯葉剤の刻印を背負ったベトナム・アメリカ、双方の子供たちの困難と勇気を描き、レイチェル・カーソンの予言的言葉に再び耳をかたむけることの大切さを訴えるドキュメンタリ作品。
【スタッフ】
企画・監督:坂田雅子
製作:山上徹二郎
編集:ジャン・ユンカーマン
ナレーション:加藤登紀子
撮影:ビル・メガロス、山田武典、坂田雅子、ロバート・シーモン
整音:小川 武
音楽:グエン・タイン・トゥン、難波正司
©2011 Masako Sakata / Siglo
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