ちょいポップすぎてひねくれ度が少ないかなと自分は思った

ほの暗い闇夜の底から鳴り響くオーケストラ。 震えるフルートの音色は言霊のごとく夢と現実を揺れ彷徨う。 １０年以上聴き続けているがいつでも『あっち世界』へモッテイッテくれる奇跡のアルバム。

柔らかな光に包まれた、百花繚乱に煌めきめくるめく儚き夢世界。朦朧と薄れゆく意識がうつらうつら、気がつけば静かな催眠状態。ジャケットの世界観そのまま至極の夢の国。

驚いた…ここまでエレクトロニックな仕上がりだとはね……テクノと言っても語弊はないと思う…良きライバルであり、双子の兄弟とも言えるリップスの最近のアプローチに似てるね…あちら程ファニーな感じではなく、こちらは真っ当なテクノって感じ…個人的には結構ハマッてますが…好き嫌いは別れるかな…

まだ未聴だけど、このアルバムの双子の弟はダウンロード済み。こちらを聴かない事には始まらないが、もう一方を聴く限り、彼らにはおかえりと言いたい。3rdアルバム以来のサイケデリックな感覚が戻ってきたように思う。ﾃﾞｨｻﾞｰﾀｰ〜はまだしも、その後はつまらなかったからね。

初期の名曲「フリッターリング」が入ってて嬉しい。でも初期はシドバレットみたいで最近はヴァージニアアストレイみたいですね。

いやー、これは良かった！ なにせ、マーキュリーレヴがインストゥルメンタルやってくれるんですから！ 意識しないで聞いているのに、いつの間にか引き込まれてるこの変てこサウンド・・・。 これはサントラに徹してますが、もはや新作です！！ 本当に素晴らしい！

マーキュリーレブはボーカルが２ＮＤでチェンジしています。初期は轟音フリークス・サウンドで今とはかなり違います。初心者は出来たら初期の曲を試聴して、気に入ったなら買うようにした方がいいかも。

良いんだけど、Vermillionの前後で曲調が結構変わってる気がする。 今までのが好きだった人は後半好きだと思う。 前半は結構実験的だなぁ。。 M2、3当たりは好きだけど。 でもいつものギターノイズとかもいれてるし・・・。 多分これは実験的アルバムだと思う。

おそらくこのアルバム以降では（といっても３枚しか出ていないけど）マーキュリーレブの最高傑作！ やはりフレーミングリップスと対極のサイケ。ポップの究極地＝サイケであるフレーミングリップスと違い、辞書の意味（幻覚状態）でのサイケ。もう、ぶっ飛びます。（ゆっくりとだけど笑）