Concertos, etc : Maxwell Davies / Royal Scottish National Orchestra, Wallace(Tp)Mcilwham(Pic)etc

マクスウェル・デイヴィス：トランペット＆ピッコロ協奏曲

その作品は難解な内容を持ち、音も限りなく神秘的。そんなマクスウェル・デイヴィスですが、時として極めて親しみ深い作品を書いていたりもします。このアルバムに収録された『５つのクレーの絵』は画家パウル・クレーの絵からインスピレーションを受け、グラマースクールの子どもたちのために書かれた作品で、1959年に作曲、上演されてから一度はスコアが紛失するも1976年に復元、好んで演奏されています。各々の曲は短いのですが、鳥の声や独奏楽器の活躍など、聴きどころの多い作品です。２つの協奏曲は彼らしい作風で、感覚的に訴えかけてくる曲と言えましょうか。『マクスウェルのリールとノーザンライト』は彼の個人的独白であり、これまた不思議な魅力に満ちています。（NAXOS）

【収録情報】
マクスウェル・デイヴィス：
・ピッコロ協奏曲 (1996)
　スチュワート・マキルワム（ピッコロ）
　ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
　録音時期：1998年5月18日
　録音場所：ロンドン、聖アウグスティン教会

・トランペット協奏曲 (1988)
　ジョン・ウォレス（トランペット）
　ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
　録音時期：1990年4月
　録音場所：スコットランド、グラスゴー・シティ・ホール

・マクスウェルのリールとノーザンライト
　ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
　録音時期：1998年5月18日
　録音場所：ロンドン、聖アウグスティン教会

・5つのクレーの絵（十字軍の兵士／東洋の庭／さえずる機械／ステンド・グラス／アド・パルナッスム）
　フィルハーモニア管弦楽団
　録音時期：1994年12月3日
　録音場所：ロンドン、オール・セインツ教会

　ピーター・マクスウェル・デイヴィス（指揮）

　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　音源：Collins Classics