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ポケットの中の唄

Masayuki Mori

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784883794669
ISBN 10 : 4883794660
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2019
Japan

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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自分でもたしかに感じたことがあるはずなの...

投稿日:2021/04/08 (木)

自分でもたしかに感じたことがあるはずなのに、あまりにもさり気なくて、あまりにも忙しくて忘れてしまったこと、忘れてしまった人、忘れてしまった思い、忘れてしまったあの感じ、そんなものを一人忘れずにコツコツと漫画にして残してくれる…森先生のお仕事は、後にも先にも見当たらない、孤独で素敵で普通っぽいのに特別な仕事だな…と、いつも思う。歌にまつわるとても充実した、昔からのファンも大満足できる作品集です。

イエナ さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Vakira

    絵本の様な、詩と画のようなどこか癒される画風。日常のフッした瞬間の唄。唄は詩とメロディー。心地よいメロディーは「快感ホルモン」のドーパミン分泌されリラクゼーション反応を起こす。そして詩は感情の高揚と物語の想像。それを唄う事で幸福感や満足感を得られるらしい。たった4ページで47の短編。47人の日常生活の一コマ。あるあるもあるかも。マンガですからメロディーは聞こえませんが、この曲は何?って想像してみるのも楽しい。うんうん 聴こえちゃったよ、君の唄。素敵ぃ〜。この雰囲気にとっても合うかも。もっと唄って。

  •  

    中野重治の有名な詩に「夜明け前のさよなら」という詩がある。中野のその詩は、アジプロを基本とするプロレタリア詩にはない「微小なるものへの関心」(「コードに吊るされたおしめよ/すすけた裸の電球よ/セルロイドのおもちやよ/貸ぶとんよ/蚤よ」)によって最終的に「僕らの花」として結晶化させてゆく、日本に於ける抒情詩の一つの臨界点として記念されるべきものであるだろう。森雅之のこの作品も中野の詩と同じように何気ない人々の小さな「歌」が、いつのまにか美しい星座として響き渡ってゆく。

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