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家業とちゃぶ台

Kuniko Mukouda

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309030494
ISBN 10 : 4309030491
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan

Content Description

思いやり、やせ我慢、ちいさな嘘―家族それぞれのこころの機微を描く。向田邦子の真髄、シナリオとドラマをめぐるエッセイ。

目次 : 胃袋/ シナリオ はーい・ただいま(第三回)/ 有眠/ 水虫侍/ シナリオ 時間ですよ2(第六回)/ 言葉は怖ろしい/ イチスジ/ 七不思議/ ホームドラマのお父さん役にお願いしたい三人/ せりふ/ シナリオ 寺内貫太郎一家2(第十一回)/ 下駄の上の卵酒 酒中日記1/ お釣り/ 女の仕事

【著者紹介】
向田邦子 : 1929年東京生まれ。実践女子専門学校国語科卒業。映画雑誌編集記者を経て放送作家となりラジオ・テレビで活躍。80年には初めての短編小説「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」で第83回直木賞を受賞し作家生活に入るが、81年8月飛行機事故で急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ぐうぐう

    タイトル通り、仕事についてのエッセイと食卓風景が登場するドラマのシナリオを収録している。ちゃぶ台と言って連想する向田邦子ドラマは『時間ですよ』であり『寺内貫太郎一家』だろうが、本書にはその二作のドラマの他にもう一本シナリオが収録されていて、それが『はーい・ただいま』である。吉永小百合と堺正章が主演のこのドラマの存在を、本書で初めて知った。夫婦と偽って旅館に住み込みで働く男女という設定は、向田が腕を振るうにうってつけだ。その証拠に、シナリオを読んで無性にドラマを観たくなった。(つづく)

  • Shimaneko

    ザ・昭和なあれこれを象徴するような連ドラのシナリオ3話分を楽しく読む。『時間ですよ2』のこの回、リアルタイムで観たような気がする。観てても8歳とか9歳とか、ほとんど前世の記憶だけどw 合間に挟まれたエッセイ群は、長年のファンならほぼ全て既読なのに、読む年齢やタイミングで都度、味わい深いところが匠の仕事。昭和も遠くなったもんだと、ちょっとしみじみ。

  • スリカータ

    ドラマの脚本って、こういう風になっているのかー。セリフ主体で読みにくいが、なんとか読了。連続ドラマの単話なので、最終的な落ちはない。昭和の濃厚な家族関係やご近所付き合いが懐かしい。お茶の間で家族みんなで観るドラマは、こんな感じだったね。配役の役者さんたちも懐かしいお名前がちらほら。鬼籍に入られた方も多い。エッセイはキラリと光る感性を感じた。直木賞受賞翌年の事故死。若すぎる死が惜しまれる。

  • hitotak

    ドラマの脚本が3本と、ドラマにまつわるエッセイが収録されている。掲載された脚本のなかでも『はーい・ただいま』というドラマは吉永小百合と堺正章が共演したそうで、機会があれば観てみたいと思った。人の生き死にを語る場合でもお腹がすく、その時食べずにいる人間、人に食べろとすすめる人など、抽象ではなく具体的なものから語るのが得手、と向田さん自らが書いている。そういう日常生活の中から本質が読み取れるようなセリフとストーリーが展開されるのが向田ドラマだったんだなあと、脚本を読んで再認識した。

  • 葉鳥

    ドラマのシナリオを読み切れるのか心配になりながらも読み始めたが、全くの杞憂だった。小さな頃に再放送で観ていたドラマってこんな感じのテイストだったなと懐かしみながら、読み物としても楽しめる脚本揃い。実際のドラマの方はもう観る術がないのだろうけど、観てみたかったなあ。こめかみに膏薬を貼るおばあさんにハッとさせられた。ほんの十年単位の時代ごとでも世代のイメージって変わっていくものなんだな。エッセイは『お釣り』が興味深かった。

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