Vocal Works: Banse Holliger / Stuttgart Rso Swr Vokalensmble

繊細で濃厚！魅惑の世界へと誘う
ホリガーのケクラン・シリーズ最新作

SWRムジークの目玉、ホリガーによるケクラン・シリーズ最新作は、オーケストラ伴奏つきの声楽作品集。フォーレ作品のアレンジ物を除きすべてが初録音。
　CD2枚にも及ぶ内容は壮観！ここに収録されている1890年から1910年の間に書かれた歌曲は、ケクランの創作活動の原点というべきもの。初期のものでは書かれた時代を反映してか、シュトラウスやワーグナーばりにドラマティックな起伏に富んだ表情（Op.7、13&17）が特徴的。また、ぼんやりとあいまいな和声はドビュッシーや作曲の師フォーレを思わせ（Op.43、46）、一度聴くと不思議な魅力のとりこになるはず！

ケクラン：管弦楽伴奏つき声楽作品集
　�@エドモン・アロークールによる4つの詩Op.7
　�A2つの交響詩Op.43より第2曲
　�B秋の詩Op.13
　�Cアンドレ・シェニエの2つの詩Op.23より第1曲
　�D3つの歌曲Op.17より第2&3曲
　�E古風な練習曲Op.46より第2、3&4曲
　�Fアルベール・サマンの詩にもとづく6つの歌曲Op.31より第1曲
　�G亡き若い娘の思い出のための葬送歌Op.37
フォーレ/ケクラン編：
　�Hメリザンドの歌

ユリアネ・バンゼ（S）
シュトゥットガルト南西ドイツ放送声楽アンサンブル
ハインツ・ホリガー（指）シュトゥットガルト放送交響楽団

録音：2004年1月19−23日&6月14−17日
場所：ジンデルフィンゲン、シュタットハレ