本作は短編連作の構成で描かれる長編ものですが主人公（キミ）は１話毎に替わっていく大変面白い構成です。 ストーリーの大半は小学から高校までの多感な時期を描いており、主にいじめ、人間関係に主軸がおかれていますが、近年の学校の様子、子供たちの姿を見ているかのようなリアルさがあります。大人もですが主人公と同年代の子供たちに呼んでもらいたい作品です。

ウチの両親を見ているようで楽しかったです（笑）。結構スリリングな話…だけど程度の差はあれ、どんな家でも勃発するような夫婦の物語。

現実世界に居場所をうまく見つけられない少年少女。これをゼツメツしそう、と表現しているのが不快と思う。小説家のセンセイのところに手紙を送ってくるこの子は実在するの？しないの？と先が気になります。

中学生の頃に読んで、「友達」というものをとても考えさせられた覚えがあります。ぜひ学生さんに読んでもらいたいです。

4つの季節の中でもこの春編は、ふとした瞬間にまた読みたくなるなるような思い出深い作品が収められています。雛祭りをモチーフにした短編は数多くありますが、氏の作品の読後感が何とも言えないです。

重松清さんの作品は若い頃から読んでいるが 歳を重ねても いつ読んでも面白いと思えるのは本当にすごい。 内容はもちろん、何度でも読み返したくなるような作品である。

図書館で借りました。重松清さんの本って友情とか命の重さとかをメインに書いているものが多く終わり方もまあまあハッピーエンドなものが多いですが、この本は、とにかく衝撃的で上ではシュウイチが罪を犯しシュウジの家出する決意で終わりますが、内容はちょっと刺激的なものが多くなぜ私はこの本を手にとったのだろうと少し後悔してしまいました。でも面白かったです。

上はまだ面白かったのですが下はもう私のような年代が読むものではなかったです、、。大人向けだと感じました。終わり方もあまり心地よいものではなく、どうした、重松清っていう感じです。刺激的で衝撃的って感じです。読んでみないとわからないと思いますが、本の裏に書いてあるあらすじから、少しやばめな感じもしましたが、読んでみるともう、すごいですね。とにかく物語の中に嫌でも引き込まれる感じです。皆さんも是非読んでみてください。

タイトルの「ファミレス」が色々な所で本文中とリンクしていく話。主人公たちの年齢にはまだまだ至らない私ですが、その頃に読んだらきっと、さらに共感してしまう部分があるのかもしれません。重松さん世代の方に是非。

優等生にひねたやつ。弱虫に八方美人。それぞれの青春物語がちりばめられた本。「友達って何だろう」と思う思春期にぜひ読んでほしい。友だちのほんとうの意味をさがす連作長編。