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旧友再会 講談社文庫

Kiyoshi Shigematsu

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065282724
ISBN 10 : 4065282721
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan

Content Description

難問だらけの家庭と仕事に、葛藤、奮闘、四苦八苦しているうちに、気がつけば「老い」のとば口に差しかかった男たち。その戸惑いと寂しさを分かち合えるのが旧友なのか、旧友だからこそ、すれ違ってしまうのか…。「もう若くはないんだから」が口癖になった人と、なりつつある人にエールを贈る5篇を収録。

【著者紹介】
重松清 : 1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務を経て、執筆活動に入る。’91年『ビフォア・ラン』でデビュー。’99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、’10年『十字架』で吉川英治文学賞、’14年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • じいじ

    読み出しは、これ浅田次郎ではと錯覚に落ち入ったが、やっぱり重松さんの味だと読了して思った。5篇の中では、哀愁漂う表題作が好きだ。主人公の想い出がつまった地方の小さな都市が舞台。ボケることなく逝った両親をもつ中年男と、ボケた母とボケが始まった父をもつ同級生の話である。身につまされる様々な思いが、読みながら体を駆け巡った。私自身が、25年ほど前に両親を見送ったこと、そして間もなく訪れるかもしれないボケへの心配…など頭の中で交錯した。「ボケの苦労を、家族にかけないで…」が我が老夫婦が出した結論ですが…果たして?

  • よんよん

    単行本で読んでて、既読感ありながら忘れているなぁと思って読了。重松清さんはじんわり心に沁み入るお話が多い。「老い」を間近に人生を振り返る。これでいいんだ、これで良かったと思えることばかりはない。故郷から遠く離れて永らく会わなかった旧友との再会。その間の人生を飛び越えて、昔に戻ることができる。懐かしいだけではないけど、この歳になると共感しきり。

  • タツ フカガワ

    中・短編5話を収録。地方の寂れた駅で客待ちをしていたタクシーに乗り込んできた中年の男は運転手と小・中学校が一緒だったことに気づく。38年ぶりの再会だった。といっても特別仲が良かったわけでもないこの二人のほろ苦い関係性が妙に味わい深い表題作。この運転手が「歳をとるのは、つらいよなあ……」とつぶやく場面があるが、これが全編に通じるテーマかも。中編の「どしゃぶり」は先の表題作に通じる懐かしさ、郷愁を覚える一編ですが、ちょっと冗長なのが残念でした。

  • 紫陽花

    「あの年の秋」「旧友再会」「ホームにて」「どしゃぶり」「ある帰郷」の5つの短編集で構成されています。父、母、妻、旧友、息子、娘といったかけがいのない人たちを描いた作品です。私としては「ホームにて」が一番好きです。サラリーマンとして頑張ってきた親父と息子の話です。イメージが自分とダブルからかもしれません。どれもほのぼのとして良い作品でした。

  • ピース

    昔の運動部は全てここまで理不尽だったとは思わない。実際に経験したことはないけど、確かにそういうところもあると話は聞いたことはあるけど。逆に今の運動部はここまでユルユルなの?こっちもちょっと信じられない。

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