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ポニーテール 新潮文庫

Kiyoshi Shigematsu

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101349329
ISBN 10 : 4101349320
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2014
Japan

Content Description

小学四年生のフミと、六年生のマキ。ふたりは、お互いの父と母の再婚できょうだいになったばかり。おねえちゃんと仲良くなりたいフミだったが、無愛想なマキの心がわからずに泣いてしまうことも。マキはマキで、新しくできた妹に戸惑っていた。そして、姉妹を見守る父と母もまた、「家族」になるためにがんばっていて……。四人家族ひとりひとりの歩みを見つめた、優しさあふれる物語。

【著者紹介】
重松清 : 1963(昭和38)年、岡山県生れ。出版社勤務を経て執筆活動に入る。’91(平成3)年『ビフォア・ラン』でデビュー。’99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞を、『エイジ』で山本周五郎賞を受賞。2001年『ビタミンF』で直木賞、また’10年には『十字架』で吉川英治文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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最初はギクシャクの「新しい家族」がお互い成...

投稿日:2021/04/09 (金)

最初はギクシャクの「新しい家族」がお互い成長していくお話。悪いひとがいないときのやり場のない悩みや苦しみは共感できるし考えさせられる。

コサカ さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミカママ

    なんども言うが、重松さんの子ども目線の小説が苦手である。ワザとらしいし、ムリがありすぎるし。この作品にしたって、主人公の女の子が幼すぎる。イマドキの小4女子って(わたし時代ですら)もっと大人びてるし、こんな思考も言動もしない。主人公の義理のお姉ちゃんも、一方的に意固地な女の子に書かれすぎ。両脇に結ぶ髪は、ツインテール、もしくはピッグテールであって、ポニテふたつではない(笑)。とはいえ、読みやすくはあり、親同士の再婚によって生まれた家族の誕生を、ぎこちなさも交えてよく書かれている…また読んじゃうんだろうな。

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota)

    切なさ一二〇%。いつものことではあるけれど、重松氏にはこの度も泣かされました。人生は思うようにならない。こんなふうになりたいと心から願っても、神様は意地悪で時には一番大切にしているものすら奪ってしまう。手の中にあった幸せはちょっとしたことでその手をすり抜けてしまう。それでも、心の底から幸せを希えば、それも周りの人を大切に思うかたちで希求するならば、また別の幸せがそこに現れる。「これでよかった。今が一番幸せだ」そう信じることが出来る。重松氏の小説は幸せを希う祈りだ。

  • シブ吉

    お父さん、お母さん、マキ姉ちゃん、フミちゃん、そして、ネコのゴエモン二世。再婚で一組になった家族の始まりの物語。六年生のお姉ちゃんの「ポニーテール」に憧れるオカッパ頭のフミちゃんは四年生。「お姉ちゃんが卒業する迄に同じポニーテール姿で一緒に登校したい」のがフミちゃんの内緒の目標だったが。。。様々な出来事を通し、少しずつ家族の形になりかけて行く姿を見つめながら、心の中で「フミちゃん、頑張れ」「マキ姉ちゃん、本当は優しいね」と一喜一憂。乗り越えて行く事で強くなる家族の絆と、ネコのゴエモン二世に拍手でした。

  • にいにい

    重松清さんの4作品目。設定が、今まで読んだ学校物とは異なり、新鮮だった。子連れの再婚どおしの「新しいはじまり物語」。母と死別したフミと父親に浮気され母と二人になったマキ。家族の互いに対する思いやりにほろっとさせられる。言いたいことを率直に言えないもどかしさ。どう接していいのか分らない不安。ゴエモンU世の存在がポイントとなる。。読んでいて心がほっこりとする一冊。ただ、フミもマキも大人の考え方が出来すぎかな。物分かりが良すぎた。あとがきの東日本大震災後、単行本と書き換えた部分を知りたい。単行本も読んでみよう。

  • 優花 🍯モグモグ

    小学4年生のフミの父親と小学6年生のマキの母親の再婚で新しい家族になったばかり。泣き虫だけれど素直なフミと無愛想だけれどしっかり者のマキ。自分の気持ちを相手に上手く伝えられず戸惑ったりもどかしい気持ちになったり……。フミやマキを信じ見守る父親と母親も『新しい家族』になる難しさに迷ったり悩んだり……。そんな家族を見守る一匹の猫(ゴエモン二世)。新米の父と母、姉妹だけれど、時間をかけながら、ゆっくりと本当の家族になっていく姿が目に浮かびます。とっても優しさあふれる一冊でした。

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