Product Details
ISBN 10 : 409406897X
Content Description
「私の気に入りの東京の居酒屋に連れ出し、父子で一杯やりたい、それを父の思い出にしてもらいたいと思うようになった。ところが、そのうちにと構えている間に、突然の体の不調で(中略)酒は少しは飲めるものの、もはや外出はできなくなった。そして一生を終えた。このことは私の一生の悔いとなった。」(あとがき「父と居酒屋」より)。遠く過ぎし日々を思い、教師だった父や錺細工職人だった祖父に想いをはせるエッセイと、さまざまな雑誌で執筆したコラムを収録。平成22年に刊行された単行本『月の下のカウンター』に、新たに12編を加えて文庫化した。
目次 : 1章 星屑の町(場末の酒場にて/ “オールドなにわ”を訪ねて ほか)/ 2章 東京の灯よいつまでも(銀座の酒場を歩く/ 新橋、魅惑の居酒屋地帯 ほか)/ 3章 あの丘越えて(盛岡の居酒屋の豆腐/ 信州の納豆で育った ほか)/ 4章 山小舎の灯(大学だより/ 月の光 ほか)
【著者紹介】
太田和彦 : 1946年北京生まれ。デザイナー、作家。資生堂宣伝制作室を経て独立。元東北芸術工科大学教授。本業のかたわら日本各地の居酒屋を訪ね、多くの著作を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .