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ヒトは軍用aiを使いこなせるか

James Johnson

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784890634354
ISBN 10 : 4890634355
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

生成AIのリスクが指摘されるなか、さらに懸念されるのは実態の見えない軍事用のAIである。大国どうしのAIの軍備競争が本格化し、戦争の様相は大きく変わろうとしている。AIで強化された軍事システムは作戦のペースを速め、意思決定の時間枠を超越し、人間の認知的・身体的能力を上回る。そしてAI搭載の情報システムと自律型ドローンの群れが、核抑止を支えてきた移動式ミサイル発射機や核搭載型原子力潜水艦の位置を追跡し瞬時に破壊する…。AI兵器が従来の核抑止論を根底から覆すメカニズムについて、気鋭の英国学者が未来戦のシナリオを交えながら解き明かす!

目次 : AIのパンドラの箱を開ける/ 第1部 AIルネッサンスの動揺(軍用AIとは何か?/ 第2次核時代のAI)/ 第2部 軍用AI超大国(パックス・アメリカーナへの新たな挑戦/ AI核時代と米中の「危機の安定性」)/ 第3部 核の不安定化時代の再来(デジタル時代の核兵器の捜索/ 猛烈なスピード―ドローン群と極超音速兵器/ AIとサイバーセキュリティ/ 戦略的意思決定と知能マシン)/ AIの将来を管理する

【著者紹介】
ジェームズジョンソン : イギリス・アバディーン大学の政治・国際関係学部戦略研究科助教。新興技術と核抑止論分野の第一人者。イギリスのレスター大学で政治学と国際関係論の博士号を取得

川村幸城 : 陸上自衛隊教育訓練研究本部勤務(1等陸佐)。防衛大学校総合安全保障研究科後期課程を修了し、安全保障学の博士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ

    政治理論や戦争が主題の小説や映画では、人間の疑心暗鬼や判断ミスが通常兵器による戦争を核使用に誘発させてしまうと考えられてきた。しかし軍用AIの登場で通常兵器による攻撃が強化されるのに人の認知力や判断力は対応できず、戦術レベルの紛争が一気に核使用も含む戦略次元へエスカレーションしかねない状況を生み出しつつある。まだ不安定で未検証で信頼性が低い段階の軍用AIを、著者は国際安全保障上のリスクを高めるとして、地球規模の管理ルール構築を提言する。研究者らしい理性的な主張だが、国益最優先の政治が容認するとは思えない。

  • てっき

    書店で気になって購入した本。中身は戦略レベル(特に核抑止)におけるAIの活用がもたらす不安定化について。軍用AIと言いつつ当該AIの要件定義が曖昧なのと、戦略次元を主体としつつ戦術レベルまで言及していることから、話がかなり広がってしまっている気がした。他方、戦略レベルにおけるAIを含む新技術の活用が、旧来以上に核抑止の安定性に(殆どが不安定化の方向へ)影響を及ぼすという指摘については非常に同意できるものであり、特に米中間の競争と対立の中で安定を図るための施策について考えさせられた一冊だった。

  • takao

    ふむ

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