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夏井いつきの「月」の歳時記

Itsuki Natsuki

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784418182404
ISBN 10 : 4418182403
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2018
Japan

Content Description

辛口先生が選ぶ有名句とあなたの俳句の珠玉の80句!シリーズ第4巻。月の季語を網羅!月齢カレンダー付。

目次 : 1 月の名句を味わう/ 2 なにを照らそう/ 3 ひかりとこころ/ 4 月の季語解説“後編”・陰暦の秘密/ 5 五感と心で愛でる・月のサイエンス/ 6 名句鑑賞

【著者紹介】
夏井いつき : 1957年生まれ。8年間の中学校国語教諭経験をへて俳人に転身。俳句集団「いつき組」組長。テレビ、ラジオのほか、雑誌、新聞、webの各メディアで活躍中。俳句の授業“句会ライブ”、全国高等学校俳句選手権大会「俳句甲子園」の創設に関わり、俳句の指導にも力を注ぐ。朝日新聞愛媛俳壇選者、愛媛新聞日曜版小中学生俳句欄選者。2015年より俳都松山大使(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 肉尊

    月の名句といえば「名月や池をめぐりて夜もすがら」(松尾芭蕉)。月の表現法を麗しき写真をもとに深堀りできる一冊。三千世界の朝寝で啖呵を切るカラスも、月夜鴉となれば夜遊び客となる。「おでん屋の月夜鴉の客ひとり 」(龍岡晋)かつて『青鞜』では「青白い月」と揶揄されたが、月はその満ち欠けや光を忍ばせてくる動的静寂性をも兼ね備えている。「よよよよと月の光は机下に来ぬ」(川端茅舎)2022年11月、皆既月食を職場で眺めたが、赤銅色に染め上げられた満足に戦慄した覚えがある。科学の裏付がなければ畏怖の対象としか見えない。

  • ちえ

    最近図書館で詩の棚に行くことが多い。並んでいた短歌のコーナーから借りてきた。美しい写真に有名な句と募集からの特選句。夏井氏の観賞の言葉と合わせて読むと一句一句光景や込められた思いが広がる。月の季語にこんなに沢山月を表現する言葉があるのかと日本語の豊かさに驚く。国立天文台室長とローゼン千津氏での月の科学も面白く、これはビジュアル歳時記シリーズという事なので他の本も借りてきたい。学生時代以降、短歌や俳句から全く遠ざかっていた私に、短歌の面白さ、夏井いつき氏の名前を教えてくれた読友さんの句も掲載(^^)

  • とよぽん

    去年の暮、句会ライブに初めて参加した時のことが思い出された。エネルギッシュでユーモアあふれる夏井先生のお話が懐かしい。「月」の歳時記も写真が魅力的で、掲載されている俳句を引き立てていた。月の満ち欠けと旧暦の解説が丁寧で面白かった。昔の人々は、月を暦として月と共に生活していたのだと、改めて関わりの深さを感じた。私も、月の俳句に挑戦しよう。

  • 山猫

    花や雪に較べると、月蝕くらいしか月そのものが主役のイベントがないので、たしかに報道番組で取り上げられる機会は少ない。「月」だけで「秋」の季語になった経緯やインタビュー・暦記事などは他のどの季節よりも興味深かった。これにて四季完結です。

  • クラムボン

    冬の雪、春の花、夏の時鳥ときて秋の季語が「月」。月はどの季節でも異なった趣があるが、秋の月は「名月」と呼ばれ別格だ。今年は9月29日が「中秋の名月」だが、私の住む処では曇って見えなかった。月の満ち欠けを基準とする陰暦が明治時代に廃止されて、月との関りが薄くなったのは残念だ。当然の如く古来より月の名句は多い。「ある僧の月も待たずに帰りけり/子規」「聲かれて猿の齒白し峰の月/其角」「名月や池をめぐりて夜もすがら/芭蕉」 一方夏井さんの句が「二つ目の月産み落としさうな月」。まずまず互角に渡り合っているようだ。

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