Best Of The Best

インドネシア音楽歴代最高の大衆歌手ヘティ・クース・エンダン
『うぶ毛がそそり立つ』以降の充実ぶりを知れるベスト編集盤！

　ライスから復刻した『うぶ毛がそそり立つ』（LFR-1804）と『天国と地獄』（LFR-1829）が予想以上に大きな反響を頂いているヘティ・クース・エンダン。ご好評に応え、その時代の歌声をもう少しライスでご紹介することにいたしました。
　1957年にジャカルタで生まれたヘティ・クース・エンダンはエルフィ・スカエシと並んでインドネシアを代表する女性歌手として知られています。1970年代前半に老舗レーベル＜レマコ＞からポップ・ムラーユの歌手としてデビュー（その頃の音源はライス盤『ポップ・ムラーユ』〈GNR-002〉に収録）し、その後70年代中盤からはインドネシア最大手のレーベル＜ムシカ＞に移り、ポップ・インドネシアからクロンチョン、地方語ポップス、さらにダンドゥットなどといった多様なスタイルを持った国民的歌手へと成長を果たしました。
　そんなヘティがもっとも脂がのっていた1980年代後半にインドネシアでリリースされたヒット作の代表格が、すでにライスで紹介した『うぶ毛がそそり立つ』と『天国と地獄』でした。その時代のヘティはまさに歌手として絶頂期にあり、出す作品すべてが大きなヒットを記録しました。今回ご紹介するには、そんな時代のヘティのヒット曲を集めた編集盤で、具体的には『うぶ毛がそそり立つ』『天国と地獄』（何れも1987年作品）以降の80年代終わりから90年代前半に掛けて発表された作品からセレクトされたものが中心となっています。
　サウンド的には『うぶ毛…』のような下世話さは薄れ、ソフィスティケイトされたポップ・サウンドがここでは中心になります。そんなアダルトな雰囲気のアレンジをバックに、歌手としてますます奥行きを感じさせるヘティの歌声をここでたっぷりと堪能できます。まさに歌手としての最高の時期のヘティが楽しめる編集盤と言えるでしょう。 (メーカー資料より)