King & Marshal : Schonwandt / Royal Danish Orchestra & Opera Choir, Lodahl, J.Reuter, Bundgaard, etc (2019 Stereo)(3SACD)(Hybrid)

ハイセ：歌劇『王と元帥』

中世デンマークの権力抗争を描いたペーター・ハイセの壮大なオペラ『王と元帥』。ここで描かれているのは欠けたコインを示す「クリッピング（信頼性が欠如した状態のコイン）」と呼ばれたエーリク5世[1249-1286]のエピソードです。10歳で王位を継ぎ、賢明な母サンビリアの後ろ盾を得た彼は教会と貴族に対して強い影響力を示しますが、その強引なやり方には反発も多く、何人かの貴族たちが彼の暗殺計画を立てます。その首謀者の一人が元帥スティグ・アナセンでした。愛、嫉妬、名誉に根差した残虐なストーリーにハイセはロマンティックで魅力的な音楽を付けています。
　指揮者ショーンヴァントはこの作品に深い愛着を抱いており、1990年代にも一度アルバムを出していますが、今回登場のアルバムは2019年に行われた上演のライヴ録音。ショーンヴァントの更なる解釈の深化に加え、臨場感溢れる素晴らしい音響も楽しめます。（輸入元情報）

【収録情報】
● ハイセ：歌劇『王と元帥』全曲

　エリック王（クリッピングと呼ばれる）…ペーテル・ロダール（テノール）
　スティグ・アナセン（元帥）…ヨハン・ロイター（バリトン）
　レディ・インゲボリ（元帥の妻）…シーネ・ブンゴー（ソプラノ）
　ラネ・ジョンソン（レディ・インゲボリの甥、王の補給官）…ゲルト・ヘニング＝イェンセン（テノール）
　アーセ（炭焼きの娘）…ソフィー・エルケーア・イェンセン（ソプラノ）
　ハランドのヤコブ伯爵…モーテン・スタウゴー（バス）、他
　デンマーク王立歌劇場合唱団
　王立デンマーク管弦楽団
　ミカエル・ショーンヴァント（指揮）

　録音時期：2019年4月12日、5月22,25日
　録音場所：Operaen, Copenhagen
　録音方式：ステレオ（デジタル／ライヴ）
　SACD Hybrid