SHM-CD

Violin Sonata-debussy, Faure, Szymanowski: Bomsori Kim(Vn)Blechacz(P)+chopin

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
UCCG1834
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
SHM-CD

Product Description

ブレハッチ初の室内楽録音!
コンクールあらしの異名をとる韓国人美人ヴァイオリニスト、
キム・ボムソリとのデュオ!


2005年のショパン国際ピアノ・コンクールの完全覇者ブレハッチが、室内楽のパートナーとして選んだのは、2013年ARDミュンヘン国際音楽コンクールで最高賞(1位なしの2位)、 2015年チャイコフスキー国際コンクール5位、2012年ヨーゼフ・ヨアヒム国際ヴァイオリン・コンクール5位、2010年仙台国際音楽コンクール最年少入賞&聴衆賞、シベリウス国際ヴァイオリン・コンクールなど数多くの国際コンクールで入賞を果たし、昨年ワーナー・クラシックスからCDデビューした実力派美人ヴァイオリニスト、キム・ボムソリ。
 ドビュッシー、フォーレ、シマノフスキのヴァイオリン・ソナタに加え、ミルシテイン編曲の『ショパン:ノクターン嬰ハ短調遺作』を収録。(メーカー資料より)

【収録情報】
● フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.13
● ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
● シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.9
● ショパン/ミルシテイン編:ノクターン第20番嬰ハ短調 遺作


 キム・ボムソリ(ヴァイオリン)
 ラファウ・ブレハッチ(ピアノ)

 録音時期:2018年7月
 録音場所:ベルリン
 録音方式:ステレオ(デジタル)

Track List   

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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ラファウ・ブレハッチによる、初の室内楽ア...

投稿日:2021/07/08 (木)

ラファウ・ブレハッチによる、初の室内楽アルバム。協演者は、2015年チャイコフスキー国際コンクールで5位入賞を果たした韓国のヴァイオリニスト、キム・ボムソリ。キム・ボムソリのヴァイオリンを聴くのは、当盤が初めてだが、とても素直な音楽性を感じる演奏。ヴィブラートはやや控えめで、楽曲の影響もあるだろうけれど、ダイナミックレンジの大きさも感じないが、むしろ安定した音量で、暖かみのあるサウンドを引き出すスタイルは、聴き易い柔らか味をもたらす。楽想の弾きこなしも、感情の激しい移り変わりより、音楽的な脈絡を大事にした整いがあって、それが私には彼女のスタイルに感じられる。ブレハッチのピアノも聴きモノだ。室内楽録音が初めてとはいえ、様々なキャリアを積んだ人だから、そこは心配無用。絶妙の節度を感じるバランスが保たれている。フォーレの冒頭部分の輝かしさ、それに続くヴァイオリンの導入との呼吸の整いの美しさも、当たり前と言えば当たり前なのだろうけれど、やはり良い。ドビュッシーは、キム・ボムソリのスタイルとあいまって、やや抑制的に響く演奏であるが、ピアノの細やかな陰影は、演奏が凡庸になることを巧妙に避けている。シマノフスキのヴァイオリン・ソナタが収録されたのは嬉しい。このアルバム、楽曲構成が良いこともあって、繰り返し聴いてもまったく飽きが来ないのだが、その効果には、シマノフスキのヴァイオリン・ソナタの存在が、大いに貢献している感がある。シマノフスキのヴァイオリンとピアノのための楽曲としては、「神話」が有名で録音も多いのだが、このヴァイオリン・ソナタは、ロマン派の残り香と、作曲者特有の語法が合わさった魅力的な作品。特に第2楽章のミステリアスな耽美性を私は好むが、録音数が少なく寂しい思いがあった。そのようなわけだから、当盤の登場は、一気に不足を補ってくれた感がある。この曲でもブレハッチの伸縮自在といったピアノのしなやかさが、楽曲の魅力を掘り下げているだろう。末尾にショパンの甘美な夜想曲を編曲した1編が置かれる。こちらも落ち着きを感じる優しい演奏で、当アルバムの締めくくりに相応しい。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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