ダニエルプール:3つの言語による歌曲集
アメリカの作曲家リチャード・ダニエルプール。これまでに管弦楽作品から室内楽曲、声楽曲まで幅広く数多くの作品を発表し、確かな筆致による描写的な音楽は広く愛されています。
このアルバムには2020年代の3つの作品を収録。彼は2010年から現代曲を得意とするソプラノ歌手ヒラ・プリットマンとコラボレーションを行っており、ここでも2つの作品が彼女のために書かれました。収録作品はアルバム・タイトル通り3つの言語で書かれており、『愛と喪失の歌』はダニエルプールのルーツでもあるペルシア語、『自然の歌』は彼が長らく住んでいて流暢に話せるというイタリア語、『我が父の歌』は彼の父サイードが書いた英語の詩が用いられています。各々の歌曲集の伴奏には異なる楽器編成が用いられており、その繊細かつ洗練された書法も彼ならではのもの。全曲を通じてプリットマンが強い共感を持って歌い上げています。(輸入元情報)
【収録情報】
ダニエルプール:
● 愛と喪失の歌(2020)
1. No. 1. Exuberant
2. No. 2. Misterioso
3. No. 3. Triste
4. No. 4. Andante(Simply flowing)
5. No. 5. Lively
● 自然の歌(2021)
6. No.1. Estate (Summer): Moderato e cantabile
7. No.2. Estate (Summer): Maestoso
8. No.3. Autumno (Autumn): Grazioso
9. No.4. Autumno (Autumn): Larghetto (languid)
10. No.5. Autumno (Autumn): Lively, leggiero ben misurato
11. No.6. Inverno (Winter): Molto moderato
12. No.7. Inverno (Winter): Adagio con rubato
13. No.8. Inverno (Winter): Con moto
14. No.9. Cambio di Stagione (Change of Season) (Intermezzo): Molto adagio teneremente
15. No.10. Primavera (Spring): Con moto
16. No.11. Primavera (Spring): Largo
17. No.12. Primavera (Spring): Finale (Country Dance): Scherzando
● 我が父の歌(2021)
18. No.1. Grazioso e cantabile
19. No.2. Floating, as if in a dream
20. No.3. Molto moderato
ヒラ・プリットマン(ソプラノ:1-13,15-20、タンブーラン:1,5)
デイヴィッド・ウォルター(ヴィオラ:18-20)
アントニオ・リジー(チェロ:6-17)
インナ・ファリクス(ピアノ:6-17)
マルシア・ディックスタイン(ハープ:18-20)
イランシャー管弦楽団(1-5)
シャハブ・パーラニ(指揮:1-5)
録音時期:2023年4月27-30日
録音場所:Recording Studio, Evelyn & Mo Ostin Music Center, UCLA Herb Alpert School of Music, Los Angeles, USA
録音方式:ステレオ(デジタル)
世界初録音