Books

時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙 ブルーバックス

Brian Greene

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065320075
ISBN 10 : 4065320070
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
青木薫 ,  

Content Description

無秩序に向かうこの宇宙は衰退が運命づけられている。そんな宇宙の年表の中で、意図や計画など何もなく、原子や分子、星と銀河、そして心を持った生命という秩序ある構造はなぜ生まれたのだろう。そして、私たちやこの宇宙を待ち受ける未来とは?「科学の案内人」としても知られる著名な理論物理学者が描く、壮大な「宇宙の物語」。

目次 : 第1章 永遠の魅惑―始まり、終わり、そしてその先にあるもの/ 第2章 時間を語る言葉―過去、未来、そして変化/ 第3章 宇宙の始まりとエントロピー―宇宙創造から構造形成へ/ 第4章 情報と生命力―構造から生命へ/ 第5章 粒子と意識―生命から心へ/ 第6章 言語と物語―心から想像力へ/ 第7章 脳と信念―想像力から聖なるものへ/ 第8章 本能と創造性―聖なるものから崇高なるものへ/ 第9章 生命と心の終焉―宇宙の時間スケール/ 第10章 時間の黄昏―量子、確率、永遠/ 第11章 存在の尊さ―心、物質、意味

【著者紹介】
ブライアン・グリーン (理論物理学) : 理論物理学者。ハーバード大学を卒業後、オックスフォード大学で博士号取得。現在はコロンビア大学物理学・数学教授。超弦理論や宇宙論の分野で数々の業績をあげ研究者として第一線で活躍するかたわら、科学の普及のための活動にも力を注ぐ。科学番組の司会も務め、ワールド・サイエンス・フェスティバルの共同創設者でもある

青木薫 : 1956年山形県生まれ。翻訳家。京都大学理学部卒業、同大学大学院修了。理学博士。2007年度日本数学会出版賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • たま

    読書会のため再読。細かいことは綺麗サッパリ忘れていて新鮮だった。前回と同じくメモを取りつつ丁寧に読んだが、今回は少しは記憶に定着してくれるかな。いちばん面白かったのはやはり第五章「粒子と意識 生命から心へ」3人称の粒子と1人称の意識、この境界を突破する説得力ある理論の出現に期待しよう。それはさておき、宇宙の始まりから終わりまで、生命の誕生と進化そして人間の文化を含むグリーンの構想と叙述も見事だが、青木薫さんの翻訳が実に素晴らしい。ブルーバックス版が出たので、単行本と両方に登録します。

  • ばんだねいっぺい

    いやぁ、面白かった。宇宙とは何かは、避けてきたテーマだったけども、 やっぱり勉強しようと思わされる一冊だった。エントロピック・ツーステップ。排熱のくだりが個人的にはふむふむとなった。

  • 加納恭史

    ようやく良書に巡り会った。運が良いのか縁かな。予感てしてはそんな感じだが、確証を得るまでの読解にかなりかかるかも知れない。著者の書物はまだ二冊しか読んでいないしなあ。その一冊は「宇宙を織りなすもの(下)」。正しく理解できたかの検証の旅である。今回のメインテーマは宗教や芸術の進化的役割である。それは第七章と第八章である。同時に彼の量子力学の再検討である。まだチラチラ程度であるが、宗教と芸術について、単なるスピリチュアル本でも、トンデモ本でもない。既に著者の直感と検証、熟考は信頼に値するとの確認はしている。

  • loanmeadime

    キッテルの熱物理学を一回も開くことなく売り飛ばした我が身にはエントロピーが主題の出だしは、検察官の求刑を聞く被告の気分でしたが、ビッグバンのような名前しか知らない事項や斥力的重力のような、えーっ何それという概念が出てくると肩の荷を下ろして読むことができました。んが、内容はとてもハードで、解ることだけ解る、という態度で臨んだら、時間の終りと呼ばれる宇宙のステージに彷徨う薄い粒子程度の理解になりました。最終章で、弥勒菩薩出現の56憶年さえ一瞬という時間スケールの中、意識の問題を重く記述した理由が述べられます。

  • ⭐︎すばる⭐︎

    宇宙・素粒子関係のブル−バックスはかなり読んでできたが、この本は異色である。量子力学に支配される素粒子といっても、そこに心や意識、感情があるわけではないのに、素粒子の集まりである原子や分子の集合体である物体のうちに、なぜ生命が生まれたのか、また、なぜ人間には心や意識があるのか、という哲学分野にも切り込んでおり、興味深かった。また、とてつもないはるか先の時間を想定して、今の宇宙そのものがどうなるかという話も初めてで面白かった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items