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Rome, Marche Funebre, Patrie Overture, Petite Suite : Tingau / Ireland RTE National Symphony Orchestra

Bizet (1838-1875)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
8573344
Number of Discs
:
1
Label
:
:
International
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

ビゼー:交響曲『ローマ』、小組曲、序曲『祖国』、他
ジャン=リュック・タンゴー&アイルランド国立交響楽団


現在、世界のオペラ劇場になくてはならないレパートリーとなっている『カルメン』も、初演の際は大失敗。その失意を抱えたまま初演の3ヵ月後にこの世を去ってしまった悲しきビゼー・・・。彼がもっと長生きしていたら、フランスのオペラ史は大きく変化していたに違いありません。
 このアルバムは、そんなビゼーの知られざる作品集です。イ長調の序曲は彼がローマ賞を受賞する以前に書かれた最初の管弦楽作品です。しかし生前に発表されることも演奏されることもなく、そのままひっそりと残ってしまったものです。『葬送行進曲』はトゥーレの王の杯を題材としたオペラの前奏曲として用意されましたが、こちらも断片が残るのみです。『小組曲』は、もともと12曲からなるピアノ連弾のための『子供の遊び』の中から5曲を選んでビゼー自身がオーケストレーションを施したもの。『陣取り鬼ごっこ』も小組曲には含まれなかったものの、同じ曲集から取られたものです。序曲『祖国』は普仏戦争の時に盛り上がる愛国心が主題。勇壮な部分と悲痛な部分のコントラストが見事です。
 この盤のメインである『ローマ』は彼がイタリアに赴いた際に造り始めた作品で、最初は3曲からなる「ローマの思い出」として完成されたものに、1871年、他の曲のスケルツォとして構想された楽章を加えて4楽章にしたものですが、ビゼーの生前には演奏されることなく、1880年にようやく全曲が披露されました。次から次へと美しいメロディが溢れてきます。(NAXOS)

【収録情報】
ビゼー:
● 葬送行進曲 ロ短調 (1860)
● 序曲 イ長調 (c.1855)
● 序曲『祖国』 Op.19 (1873)
● 子供の遊び〜第8曲:陣取り鬼ごっこ(管弦楽版) (1871)
● 小組曲 Op.22 (1871)
 行進曲:ラッパと太鼓
 子守歌:お人形
 即興曲:こままわし
 二重奏:小さい旦那さんと小さい奥さん
 ギャロップ:舞踏会>
● 交響曲『ローマ』(1860-1868/rev.1871)

 アイルランド国立交響楽団
 ジャン=リュック・タンゴー(指揮)

 録音時期:2014年1月6-8日
 録音場所:アイルランド、ダブリン、ナショナル・コンサート・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

Track List   

Customer Reviews

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ビゼーは無辺の大海に灯る一点の灯台の光だ...

投稿日:2017/05/07 (日)

ビゼーは無辺の大海に灯る一点の灯台の光だ 残る作品は限られているが何れ劣らぬ宝石なのは周知だが 高貴で華麗な宝珠ではない 市井の片隅に転がっているガラス玉に見えるほど質素で素朴な石だから 初めは気付かず見過ごしている だが一度触れなばその飾らぬ意匠から受けた印象を忘れることができなくなる 生前ビゼーの描いた美に皆気付かず無体に扱いビゼーから生きる力を奪った わたしたちはビゼーを愛している いっ時も忘れることができない 繰り返し繰り返し聴きたくなるその単純な音楽のどこから無限の魅力が放たれるのか タンゴー&アイルランドNSOは小気味好い演奏でビゼーに応えた この飾らぬ音楽に相応しい 爽快な初夏の風が似合う音楽そして演奏だ ご一聴を 

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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