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ISBN 10 : 4784511652
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中野重治の朝鮮認識を研究する講師は次のように指摘する。「新たな連帯の端緒というのは、日本人が自発的に「被圧迫民族」の位置に登っていくこと、言い換えれば「圧迫民族」への権力意志を自発的に断念することにある。―これが、中野の朝鮮認識の一つの到達点ではないか」日本と韓国・朝鮮の間には、未だ超えることができず、そして消してはならない歴史がある。国境を超えたインターナショナリズム、その連帯の未来像はどのようなものなのか?関東大震災・朝鮮人虐殺から百年の今年、友好と信頼への道を考えさせる講演録。
目次 : 第1講 民族的連帯から見るインターナショナリズム―中野重治の朝鮮認識を手がかりに(廣瀬陽一)/ 第2講 キムはなぜ裁かれたのか―BC級戦争裁判(内海愛子)/ 第3講 時務の研究者「姜徳相」―関東大震災の朝鮮人虐殺研究 その思い(山本すみ子)
【著者紹介】
広瀬陽一 : 1974年、兵庫県生まれ。大阪公立大学客員研究員。専攻は日本近代文学、在日朝鮮人文学
内海愛子 : 歴史社会学。早稲田大学平和学研究所招聘研究員
山本すみ子 : 横浜市立小学校を退職後、市民団体「関東大震災時朝鮮人虐殺の事実を知り追悼する神奈川実行委員会」を組織、同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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