Books

ヴェサリウスの柩 創元推理文庫

麻見和史

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488494018
ISBN 10 : 4488494013
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

解剖実習中、遺体の腹部から摘出された一本のチューブ。その中には、研究室の園部教授を告発し、脅迫する謎の四行詩がおさめられていた。教授を慕う助手の千紗都は犯人を突き止めようと密かに調査を始めるが、嘲笑うかのように次々と不気味な出来事が起こる。園部の研究室を狙うのは誰か。やがて驚愕の真実が…。大学医学部の暗部に迫る医学ミステリ。第16回鮎川哲也賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 夢追人009

    麻見和史さんの医学ミステリーのデビュー作です。本書を含む最初の2冊は東京創元社さんから出された医学ミステリーで素人を主役に据えた作品でしたが、3作目から警察小説に切り替えて人気が出たとの事ですね。という事で本書では作者の魅力全開の域まではまだ達していないようですが、でも逆に言えばデビュー時の初々しさをうかがい知る面では貴重だと思いますね。大学の医学部での解剖実習中に遺体の腹部から一本のチューブが摘出され中には研究室の園部教授を告発し脅迫する謎の四行詩が入っていた。本書のヒロイン千沙都は教授を慕う助手です。

  • KAZOO

    麻見さんのデビュー作品を読んでみました。これが鮎川賞を受賞した作品でした。私は最近の鮎川賞作品を読んだのですがあまり合わなかったのですが、これは結構楽しめました。解剖学や医学部の象牙の塔の中でのやり取りが多くあってマニアックな世界ですが、私は皆川博子さんの作品を思い出したりしながら読みました。最初にこれだけの作品を書くのは大したものだという気がします。それにしても麻見さんは女性が主人公のものが多いですね。

  • 中原れい

    ああ、読みやすかった!夢中になって全部読んでしまった。何重にも重なる嫉妬と功名心による悪と復讐。ヒロインと協力者というのはありきたりなんだけど、誰が信じられるかわからない状況でヒロインに協力してくる人は大丈夫かというさらなる謎もあって飽きなかった。誰が悪いのか断定できなくなったが、行動できるヤツが強いのはデビュー作からだったのね麻見さん^^堪能しました。

  • 森オサム

    解剖実習中に遺体の中からメッセージの書かれた紙が発見される。いったい何時、誰が、どうやって仕組んだのか?掴みは完璧でした。しかし余りにも大きな仕掛けは、その必然性や整合性の為に強引な設定を必要としてしまう。ラストまで読んで説得力を感じるかどうか、鮎川哲也賞受賞作として本格推理と呼べるかは、評価が難しいかも知れません。個人的には、主人公=ヒロインに魅力を感じず、応援する気になれなかったのが残念な所。とは言え、読み易い文章と飽きさせず連続する事件で、サスペンスミステリーとしては十分面白かったかなと思いました。

  • ナミのママ

    第16回鮎川哲也賞受賞作。テンポの速い如月塔子シリーズなど警察モノを続々と書いている麻見さん、デビュー作はどんなだったのかと読んでみました。大学の解剖教室が舞台、遺体から摘出されたチューブに書かれた告発文と次々の起こる事件。グロイ表現が多いです。スピード感はないものの丁寧に書かれている印象です。なんで警察に届けないの?など、疑問に思うところも多々あったけれど、これ好きです。本当にデビュー作なんですよね?読み応えがありました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items