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警察庁長官を撃った男 新潮文庫

鹿島圭介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101362816
ISBN 10 : 4101362815
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1995年3月、日本中を震撼した国松孝次警察庁長官狙撃事件。特別捜査本部を主導する警視庁公安部がオウム犯行説に固執する一方、刑事部は中村泰なる老スナイパーから詳細な自供を得ていた。だが、特捜本部は中村逮捕に踏み切らず、事件は時効を迎えてしまう。警察内部の出世とメンツをかけた暗闘や、中村の詳細な証言内容など極秘捜査の深層を抉るノンフィクション。

目次 : プロローグ パイソンを買った男/ 公安捜査の大敗北/ 悪夢、再び/ 捜査線上に急浮上した男/ 謎に包まれた老スナイパー/ 取調室の攻防/ そして、アメリカへ/ 動機/ 幻の男/ 「―神よ もう十分です…」/ 告発の行方/ ゲバラになれなかった男

【著者紹介】
鹿島圭介 : 1966(昭和41)年和歌山県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。雑誌メディアを中心に事件、政治、経済のジャンルで精力的に活躍中。とりわけ警察・司法の分野においては多角的、重層的な取材で知られ、事象の深層を抉るルポが数多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • mitei

    これはひどい事件だなと思った。犯人が分かりながら最初の思い込みに囚われるとこうも混乱するのだなと知った。特にトップの人は自分の出世が出来たので逆に真犯人を庇ってるのでは?と勘繰りたくなるほど憤りを覚えた。しかし中村という人物に興味が出てきた。

  • yoshida

    ネットで知り興味を持った作品。国松警察庁長官狙撃事件。地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教への捜査が進む中で起きた未解決事件。警察のトップが白昼狙撃される。当時の報道ではオウム在家信者の警察官に疑惑が向けられていた。実際はオウムによる犯行として立証出来ず時効となる。操作の裏で現金輸送車強盗事件で逮捕された中村泰が狙撃事件の犯行を自白。自白を裏付ける証拠はあるも、オウムの犯行のスタンスを変えない公安に黙殺される。この頑迷さと無駄。今更、捜査方針が間違っていたと言えない警察トップの面子を優先した未解決事件。

  • ntahima

    最初に頭に浮かんだのがデ・ニーロ演じる『タクシードライバー』の孤独な主人公。読み進める内に、戦争でも始めるかのような人間武器庫振りに“ランボー”の原作『一人だけの軍隊』を思う。それなら、その謎に包まれた地下活動と卓越した射撃能力はゴルゴ13か?但、本書は純然たるノンフィクションであり、彼も銀幕のヒーローではなく、一介のテロリストかつ犯罪者に過ぎない。銃器密輸と要人テロを完璧にやってのけるにも拘わらず、寄る年波に勝てず接近戦には弱かった。東大中退でノーベル賞級の頭脳を持ち、チェ・ゲバラを夢見た老詩人の半生。

  • ノンケ女医長

    警察庁の最高位、長官が狙撃された事件。近い距離から銃弾3発を受け、術中に3回の心停止。2か月半後に公務へ復帰するという、警察の威信を背負った体力と気力の持ち主。この事件は10年以上前に公訴時効を迎えた未解決事件。本の出版は平成24年で、著者の事件に対する尋常でない熱意と、批判を読むことができる。本の後半は国防や武器に纏わる、ややマニアックな知識が多く紹介され、この記述は犯行、犯人の同定や事件推論に直結しにくいのではと思い、読み飛ばした。警察庁長官の狙撃という点に大きく絞って、次作を刊行して欲しい。

  • ユーさん

    「事実に蓋をしてしまう」隠蔽体質。事件が日本中を震撼とさせただけに、隠蔽してしまう方法も、震撼とさせられましたね。これだけ開き直りが出来てしまうのも、公権力ならではでしょうか。

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