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博打がもとで銀次郎(竹内力)から借金をしている日雇い暮らしの徳山(島田洋七)は十日毎の公平(山本太郎)の取り立てを心ならずも楽しんでいた。そんなある日、銀次郎の所へ100万の追加融資を頼みにくる。近々大金が入る当てがあるので、その元金にすると言うのだ。銀次郎から金を借り、意気揚々と引き上げていく徳山。しかし、数日後、徳山が自殺したという知らせが入る。
銀次郎は非情にも公平に徳山の借金の回収を命じるが、公平は徳山の自殺が自らの責任ではないかと悩み、銀次郎の命令にも従いきれず事務所を飛び出してしまうのだった。だが、公平は「徳山の死は自殺ではない」という徳山の姪、梨絵の言葉を頼りに、徳山が昌六という店に連絡を入れていた事実を突き止める。しかし、店を訪ねた公平に対し女将の房子(二宮さよ子)は徳山など知らないと不自然な言動で公平を追い返すのだった。何か秘密を握っていると感じた公平は銀次郎の元に戻り、事の真相を解明するよう進言する。そして、房子の娘(越智静香)の内縁の夫、里中(清水圭)が房子が密かに貯めていた大金を持ち逃げしてしまった事実を知るのだった! 銀次郎達が調べるうちに、 大西組(梅沢富美男/北見敏之)の存在が浮かび上がる。 里中の命が危険にさらされている…。そして、事件を追う翔子の身にも危険が迫り来るのだった。萬田ファミリー、最大の危機に銀次郎は、どう立ち向かうのか!?
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