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ベーシックインカムは究極の社会保障か 「競争」と「平等」のセーフティネット

萱野稔人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784906708505
ISBN 10 : 4906708501
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2012
Japan

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Book Meter Reviews

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  • 樋口佳之

    給付制奨学金の財源に特定扶養控除の廃止をもってくる国では怖くて議論もできないかなあ。

  • 佐藤一臣

    萱野氏によると、日本は開発主義らしい。福祉が希薄で企業成長や公共事業で国家を潤わせれば国民一人一人がその果実を得られるという在り方だね。坂倉氏によればBI論のピークは2010年だそうで、ニコ生でホリエモンあたりが参加していたとき。東、飯田、竹信、後藤、佐々木氏の論評は難しい用語と言い回しや問題の階層化を行った上での意見でないので偏差値50レベルの読者には理解するのが難しい。そういう点では駄論だったね。斉藤氏の紹介したBIの前に考えておくべき社会インフラのドイツ紹介例はよくわかったし大切だと感じた

  • zen-dai

    雑誌『POSSE』のベーシックインカム特集を再編したもの。ベーシックインカムに対して賛成派・反対派の両者の論文が載っているので論点を対比して読むことができて面白い。

  • 労働と生存(社会保障)を分離させるのがBIの意義なのだという。しかしBIには、労働力が余る成熟社会において、働きたいのに仕事がなくて働けない人が労働による承認を得られないという問題が存在する。そこを自己責任で仕方ないものとし、労働以外の社会参加で承認を獲得すべきなのか、それともBIを実施するくらいなら、その財源を公共投資に回して雇用を創出すべきなのか、その辺が意見の分かれるところ。個人的には、最低限の生活が保障されるなら、労働市場から承認を得られなくても別に構わない。承認は趣味で調達可能な気がするから。

  • 左手爆弾

    個人的に注目すべき意見は、東浩紀の情報公開とセットになったBI構想と、萱野稔人の根本的なBI批判である。東の意見は、いわゆる「生活保護でパチンコ」に対して、情報公開つきのBIにより余計な誤解とずるを防げるという案である。「個人情報を対価に生存を買う」というのはラディカルだが面白い意見だ。(注:彼が原案を書いたアニメ「フラクタル」はこの発想だった。爆死したけど。)もっとも、北欧では個人名を入れれば、年収や職業までわかるシステムがあるらしいから、福祉の方向性としてはそれほどおかしくないのかもしれない。

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