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興亡の世界史 第11巻

石沢良昭

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062807111
ISBN 10 : 4062807114
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2009
Japan

Content Description

東南アジアは、インドと中国、双方の影響を受けながら多彩な歴史を刻んできた。アンコール研究50年の著者が、仏教やヒンドゥー教の宇宙観に基づく寺院や王宮の建設と、王朝興亡の真相を新史料により解明する。

【著者紹介】
石沢良昭 : 1937年、北海道生まれ。上智大学外国語学部卒業。文学博士。専攻は東南アジア史、とくにカンボジア碑刻学。鹿児島大学教授、上智大学教授を経て上智大学学長。上智大学アジア人材養成研究センター所長。上智大学アンコール遺跡国際調査団団長。2001年にアンコール遺跡から274体の仏像を発掘、大発見となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • MUNEKAZ

    中身はカンボジアのアンコール朝がメイン。アンコール・ワットに代表されるような巨大寺院を多数建立しながらも、王権は非常に不安定であり、1代限りの王が大半なことに驚く。またローカルな精霊信仰に、インドから伝来したヒンドゥー教と仏教が混交した独特な宗教世界の紹介も面白い。著者自身が発掘に携わった200体以上の「廃仏」から、王朝衰退の理由を考察する部分は、長年フィールドワークを続けてきた研究者ならではの説得力がある。ただ正直この書名は詐欺に近いし(他の王朝はほとんど触れず)、著者の主張も強めなので、癖はあるかな。

  • デューク

    講談社の創業100周年記念出版として発行された、全21巻の人類の歴史。第11巻は、アンコール朝を中心とする東南アジアの中世史。 東南アジアの歴史は、今まで忘れられてきた歴史といっても過言ではない。それはこの地域が中国とインドという二大強国に挟まれており、強烈な自己主張をしてこなかったことにも起因する。だが近年の研究により、地の利を活かした交易、卓越した灌漑技術による農業生産性の高さ、それらのもたらした富に由来する豊かな文化、といったものが「発見」されてきた。テーマ選定の妙がさえる一冊。おすすめ

  • さとうしん

    Nスペ『アジア巨大遺跡』を見て興味が出てきたので、種本のひとつと思しき本書を読む。番組では食料に恵まれ、宗教的に徳の深い王が治める地上の楽園のように描かれていたアンコール王朝だが、実際は王位の世襲が確立されていないので、王の代替わりごとに政争がおこり、血縁の力に頼れない新王は都城・王宮・寺院の建造によって王としての徳を演出し、うっかりライバルの新王候補を支援してしまった世襲の王師がその職権を取り上げられるという状況だった模様。その他アンコール・ワットを見た江戸初期の日本人森本右近太夫の話題もあり。

  • ELW

    看板に偽りありで、アンコール王朝99%。大御所が著者だから仕方ない。「カンボジア」、「カンプチア」の話はなし。貝葉による記録は王朝の安定継続に依存するというのは興味かった。あと、大風子油も。廃仏もあれば大乗仏教への転換もあり、なぜかスリランカからの影響を受け直して上座仏教に落ち着くのが不思議。東南アジアという呼び名の語源については、確か、ASEANのページでは、ドイ ツかどっかの地図作成者が初出と書いてあったのを見た気がする。

  • kozawa

    アンコール中心すぎてちょっと。それでも面白いんだけど、素人には固有名詞連発はちょっちこの1冊だけではきついかな。もっと読みたいが

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