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中世の異端者たち

甚野尚志

User Review :5.0
(1)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784634342002
ISBN 10 : 4634342006
Format
Books
Publisher
Release Date
July/1996
Japan

Customer Reviews

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コンパクトな分量で,世界史上の主要なトピ...

投稿日:2021/06/27 (日)

コンパクトな分量で,世界史上の主要なトピックを扱う,山川出版社の好叢書「世界史リブレット」の中の1冊です。教科書的な通史では,扱われることの少ない,中世ヨーロッパ世界に於ける正統と異端について,異端者たちの理念と現実を,それぞれの教義や運動の在り方から理解できる好著です。「異端」とされた思想のなかに,その後の「宗教改革」や「市民革命」に通じるものも散見され,ヨーロッパ史をより深く理解するのに役立ちます。(1996年7月25日 1版1刷発行)

梨杏 さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 花林糖

    (図書館本)中世ではカトリック教会に異を唱えたり、脅威になる会派などが異端認定。

  • 組織液

    宗教関連はいつもいつも苦戦しますが、これは非常に分かりやすい本でした。異端審問などの話だとだいぶカトリックはボロクソ言われてますが、異端側もまぁまぁ() 特に自由心霊派の霊的に自由なものは盗みも殺しもOK理論は衝撃でした。他の異端関連の本も読んでみたいです。

  • Saiid al-Halawi

    ヴァルド派、ドナートゥス派、アマルリック派、自由心霊派・・・etc。これだけバラエティに富んだラインナップがあるのも、すべて時のカトリック教会権力の腐敗と制度疲労とジャイアニズムがあればこそ。

  • ∃.狂茶党

    国家をまたぐ教権の力というのはピンとこない。 日本が大東亜共栄圏に張り巡らそうとした、神社はこれに関連するのだろうか。神道は土俗宗教のはずで、異民族の地に設置することは、教化とは別の意図があるはず。 異端審問が当初いかなる機能であったかが伝わってくる、 これはカトリックあるいは国家の治安維持装置だ。

  • YS-56

    誰もが死後救われるためには?現世で富を集め腐敗していく教会権力に疑問を持った者が、その権力から異端扱いされた中世。異端の真意を知ることは今なお価値あることなのかもしれませんね。

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