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徹夜の塊 3 世界文学論

沼野充義

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861828010
ISBN 10 : 4861828015
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界文学とは「あなたがそれをどう読むか」なのだ。つまり、世界文学―それはこの本を手に取ったあなただ。『亡命文学論』『ユートピア文学論』に続く“徹夜の塊”三部作、ついに完結!

目次 : 1 世界/ 2 響き交わし/ 3 詩と世界/ 4 辺境の地詩学/ 5 中欧の星座/ 6 世界文学クロニカ

【著者紹介】
沼野充義 : 1954年東京生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学、ハーヴァード大学スラヴ文学修士。東京大学教授を経て、名古屋外国語大学副学長・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 燃えつきた棒

    『徹夜の塊 亡命文学論』、『徹夜の塊 ユートピア文学論』と並ぶ三部作の最終巻。 前二者は今も積読状態だが、本書は、5200円という値段ゆえに購入を躊躇してしまった。 たまたま、先日、図書館の新着図書の棚で再会し、今回手に取った。 《「世界文学とは何か?」を解き明かした本というよりは、「世界文学とは何か?」を考え続け、読み続け、(中略)書き続けてきた一人の旅人の見聞録なのだ。》(はじめに)/

  • amanon

    本書で幾度となく述べられているとおり、世界文学という途轍もない作品の全てを読むことの不可能性、その豊穣な世界を改めて痛感。そして残り少ない人生でどれだけの文学作品を読めるか?と考えると一秒でも無駄にできないと一抹の焦燥感に駆られてしまう。文学部の弱体化が叫ばれる一方で、優秀な翻訳者が育っており、様々な国の作品が原語からの翻訳で多くのテキストが世に出ているという事実に一縷の望みを見る気になる。それと同時に外国語教育の大切さを改めて認識。また、ロシア、ポーランドを始めとする東欧の国々の複雑な歴史に驚愕した。

  • Ecriture

    「切手蒐集家の哀しみ、あるいは「早く家に帰っておいで、子供たち」が名文。新しい文学理論を手に世界を旅するのも良いが、帰るべき新しい家をつくることもまた文学の子どもたちにとって必要なこと。俯瞰と没入、理論とテクストを往還し、旅立って帰還する文学論。自分より少し上の世代の文学研究者にできなかったのは、帰るべき家をつくれなかったことだと思う。

  • Jinjin

    カントが『永遠平和のために』で心に平和の砦を築くと書いた理由が分かった。移民など他民族との交流や他言語と接した経験。それらが国際性を作り、前述の言葉を紡ぎ出した。  小説や詩が越境、亡命など国の際を超えて作り出された背景を、世界文学と呼ぶ。知の巨人。

  • los_koyas

    いつの日かこんな文体で論文が書いてみたいと思って世界文学論をはじめました

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