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監禁依存症 幻冬舎文庫

櫛木理宇

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344433212
ISBN 10 : 4344433211
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan

Content Description

性犯罪者たちの弁護をし、度々示談を成立させてきた悪名高き弁護士の小諸成太郎。ある日、彼の九歳のひとり息子が誘拐される。だが、小諸は海外出張中。警察は過去に彼が担当し、不起訴処分となった事件の被害者家族を訪ねるが…。この誘拐は怨恨か、それとも身代金目的か―。ラスト一行まで気が抜けない、二転三転の恐怖の長編ミステリー。

【著者紹介】
櫛木理宇 : 1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第十九回ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第二十五回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • いつでも母さん

    ふぅ・・私の脳を揺さぶるのは誰(真千代か?)プロローグから櫛木理宇の世界に堕ちたシリーズ第3弾。こんな弁護士など痛い目にあえばいいと願う私は鬼畜でしょうか?誘拐事件の真相が明るみに出るラストに、エピローグが効きストンと腑に落ちる。並行して浦杉元刑事の娘・架乃と真千代の仕組まれた邂逅が、何ともこの先を不安にさせられる。良いのかそれで?いいんだね?くぅ・・父親として浦杉はどう出るのだろ。高比良もまたこのままじゃ終われないはずだ。次はどんな依存症を見せつけられるのか、もう待ちきれない。

  • ナルピーチ

    依存症シリーズ第3弾。性犯罪で捕まった被告人の弁護をする事により、名声を手に入れた悪徳弁護士を襲った誘拐事件。ターゲットとなったのは大事な一人息子…。犯人の目的は怨恨による復讐か、それとも営利目的か。その行き着く先には悪夢の様な結末が待ち受けている…。監禁依存症というタイトルではあるものの、その内容は主に性犯罪に特化した構成で描かれている。前二作に続き、このシリーズを読んでる最中の気の持ちようがとても難しい。常に息苦しさが付き纏うもなぜか読んでしまう。ただ、この内容は是非とも創造の世界だけであって欲しい。

  • ちょろこ

    予想外の一冊。真千代さんシリーズ3。いきなり性犯罪者を擁護するシーンで幕開け。被害者サイドを侮辱抑圧し、一方通行的な弁護士に憤り、母親の煮えたぎる怒りに迷わず同調せずにはいられない。そして起きた弁護士の息子の誘拐事件。誰が何の目的で?なんとなく匂わせられる真千代さんの影にドキドキしながら、反吐が出るほどの性犯罪事件への憤りがたぎり、被害者たちの一生消えない深い疵が深く心に刺さった。いろいろと予想外の展開、そして正直、刺激強過ぎの裁きだったと思う。でも同じ目に合わなければ人は痛みを判らない、そう思うと納得。

  • モルク

    性犯罪の弁護をし強引に示談に持ち込む、被害者や家族を恫喝し追い込むなどその手腕はあくどい弁護士の小諸の一人息子が誘拐された。小諸はタイに出張中、連絡もつかない。この誘拐は身代金目的か、はたまた小諸の数々の振るまいに対する怨恨か。事件は思わぬ展開を見せていく。それにしても日本は性犯罪への見解が甘すぎる。被害者は声も出せず、訴えるハードルは高い。トイレでの盗撮の部分ではウッとなる。外でトイレを使用する時は壁に穴が開いていないか気を付けねばならん。そしてやはり浜真千代が…まだまだ続きそう。

  • 浜真千代シリーズ第3弾です。今回は悪名高き弁護士への復讐という感じでストーリーが進んでいきます。前作もそうだったけれど浜真千代が段々とダークヒーローみたいになっている。殺人依存症の時は浜真千代が憎くて仕方なかったけれど前作から役目(?)が変わり弱者に代わり私刑をするのが決まってきたと感じました。最後まで読んで浜真千代は思ったより強大な力を持っていて組織となっているのかもしれないと思いました。まだ出たばかりですが次作が待ち遠しいです。

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