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海の寄生・共生生物図鑑 海を支える小さなモンスター

星野修

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784806715177
ISBN 10 : 4806715174
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

数千種もの生物が生息する東京湾のすぐ先にある伊豆大島の、身近な海にいながら、知られざる存在である小さな生物、寄生生物や共生生物たちは、その不思議な生活ぶりで、生態系の中で海を支える存在となっている。年間500本の潜水観察と卓越した撮影技術によって、寄生・共生生物と特徴的な生態をもつ生物たちの、知られざる姿と驚きの生活ぶりを伝える。

目次 : 魚類に寄生するカイアシ類/ 寄生性カイアシ類の卵嚢と孵化/ 寄生性カイアシ類の重度寄生/ 様々な宿主を利用するカイアシ類/ 似るが異なる寄生性カイアシ類/ 多様な寄生性カイアシ類/ ハナダイ類に寄生するカイアシ類/ フグ類に寄生するカイアシ類/ 魚類の眼球に寄生するカイアシ類/ 魚類の鰓蓋内面に寄生するカイアシ類〔ほか〕

【著者紹介】
星野修 : 1966年6月30日新潟県生まれ。都内にてデザイナーとして7年間勤務後、1993年に伊豆大島へ移住。水中ガイド業務に従事し、2004年に独立。現在、チャップ(ネイチャーガイド)代表。毎日フィールドに通い、年間500本以上の潜水観察と撮影に専念

齋藤暢宏 : 1967年10月11日群馬県生まれ。東海大学大学院海洋学研究科海洋資源学専攻修了、水産学修士。現在、(株)水土舎主任研究員。河川環境調査業務、生物分析業務(プランクトン分析、魚介類胃内容物分析など)等に従事するかたわら、個人的な興味から甲殻類(寄生種を含む)の研究を実施

長沢和也 : 1952年4月25日山梨県生まれ。東京大学大学院農学系研究科博士課程修了、農学博士。北海道立水産試験場、キール大学海洋研究所、農林水産省遠洋水産研究所、水産総合研究センター養殖研究所、東南アジア漁業開発センター養殖部局、水産総合研究センター東北区水産研究所を経て、広島大学大学院生物圏科学研究科教授。専門は水族寄生虫学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • あじ

    魚の口腔内から寄生虫が「こんにちは!」。その寄生虫の形態が豚の鼻穴のようで、魚Aさん「ブヒブヒ」泣くに泣けない残念顔になっている…。寄生虫エクステをぶら下げた魚、まつげアクセで視界が悪そうな魚、寄生なのか共生なのか、そこのところまだまだ研究が進んでいないそうです。伊豆大島の海洋で繰り広げられている魚たちの日常。技術を駆使した写真と解説で楽しく覗いてみましょう。魚たちの息抜きは海の中に存在するエステ。クチコミで大繁盛していました。

  • 姉勤

    魚のヒレや装飾的器官と思えるほど一体化した、寄生生物。極彩色であるが禍々しく、気色悪いが、美しくもある。追跡的広範囲の研究や、資料の確保が難く、歴史も浅い点もあり図鑑とするには、ページが乏しい。共生というと、共存共栄をイメージしそうだが、寄生により宿主を消耗、疲弊させ宿主と一緒に捕食される場合もある。寄生生物を食べてくれる、クリニック的エリアがあり、食べる&食べられるの生命の連鎖が出来上がる。自然の調和とは弱者が徹底的に淘汰されてのバランス。ヒトが理想とするものなど入る余地がない。ゆえに美しい。

  • たまきら

    世の中には面白い本があるもんですねえ。そして海の世界の社会性も興味深い。ドレッドヘアーにしか見えないおしゃれな寄生生物の卵のうに大うけ。魚にしては迷惑なんでしょうが、見ている分にはすごくかわいいです。舌の代わりに入り込む寄生生物は昔天鯛のカブトを割っているときにもぞもぞ動いて逃げるのを見てびっくりしたことがあります。イカをおろしているとよく見られるアニサキスも生きていること多いですが、サイズがサイズだからなあ。お好きな方にはたまらない。そんな本です。

  • 圓子

    くふふ。ちょっともぞもぞぞわぞわするけれど、全編写真が美しい。海の中には、想像以上の緻密な世界が展開しているのらしい。著者三人のうち、二人が海なし県出身者。うーん。ツボだ。

  • 海星梨

    きれいときもちわるいの境界線。海の生き物編

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