Books

螺法四千年記

日和聡子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784901998963
ISBN 10 : 490199896X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2012
Japan

Content Description

現在という地平線に交錯する、神、人、小さな生き物たちの時空。“此岸と彼岸”、“私と彼方”の“景色”を打ち立てた、新しい文学。

【著者紹介】
日和聡子 : 1974年、島根県生まれ。立教大学文学部日本文学科卒業。詩人。詩集に『びるま』(私家版、2001年、第七回中原中也賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • そうたそ

    ★☆☆☆☆ 「螺法四千年紀」という古文書をめぐって、様々な生物たちが繰り広げていくストーリーたち。ひとつひとつは短く、かといってそれぞれに繫がりがあるというわけでもない。ものすごく捉えどころのない話で、よく分からないまま読み終わったという印象。全体的に詩的なイメージが強く、物語というよりも長い詩を読んでいるような気にもなった。様々な生き物が、人間のように動き回る作品の世界観は魅力的であるが、この独特の世界観に入り込めるかどうか、個性的なストーリーを受け入れられるかどうかが分かれ目なんだろうな。

  • はちてん

    主人公印南が古い和綴じ本を読み始めたことで、世界はでんぐり返って展開しはじめる。神、爬虫類、昆虫などなど目線はめまぐるしく移る。印南さえ人なのか死人なのか爬虫類なのか…。確実なのはこの刹那だと表現したかったのか。会話が唐突な方言だったり、いやに人間臭い愚痴だったりするのは面白いが、キレはない。藤枝静男「田神有楽」を思い出す。表紙の逆さ屏風にひかれて手に取った。著者の詩人らしい発想は面白いが物語として筋は追えない。追う必然はない。

  • miroku

    相変わらず意味不明だが、妙に面白いから困ってしまう。

  • Aya

    法螺貝モチーフの摩訶不思議な海の物語⁇古書を開いた瞬間から何とも不思議な世界に入ってく。蜥蜴に蛇にあめふらし…弁財天!蛸にうさぎにがまがえる…変形しながら進む世界に翻弄され、最後は船に乗って無事に帰還。古文調風な文章とのギャップも好き。

  • キジネコ

    虫偏が読めないんですよ この話・・・ 枕元に立って人生を語るアメフラシ、雨が嫌いな蝸牛、商いの最中に油断して白蜥蜴に食べられてしまう蟋蟀、ご利益の供給不足で免許を失う心配をする弁天さん、只管眠りたいへそ曲がりの蝙蝠、洞窟の住人に貢ぎたくなる兎の手土産はつき立ての餅と沢庵付け・・・・・ ストーリーを追うと迷子になります。ご注意ください。今様の鳥獣戯画かなあ 主人公は一応「印南」、あるときは浜に打ち上げられたドザエモン?あるときは詰襟の学生さん、あるときは身代わり権現の白蜥蜴  そしてあるときは・・・

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items